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僕にとってのトリガーはたった1本のクロスだった

こんばんは。ルートです。

東京リベンジャーズ、22巻まで読み終わりました。

(明後日7月16日には最新23巻が発売されるみたいですね)

(映画も気になるなぁ)



さてさて、今日もこの作品から学んだことを。


各巻から学んだことを順番に書いていて、

今日は5巻の順番なのですが、

とりあえず既刊分を読み終わった全体の感想を、

って思います。


できるだけネタバレはしないように、

学んだエッセンスだけ伝わればいいな、って。




僕にとってのヒーローは、

前にも書かせてもらいましたが、

デイヴィッド・ベッカム選手でした。



1999年、12月のトヨタカップ。

マンチェスター・ユナイテッドの一員として来日した彼。



パルメイラスとの試合。

前半5分。


まるでハリウッド俳優のような、ブロンドの髪をなびかせながら、

背番号7の彼が、コーナースポットに歩み寄る。


(まじかっけぇ!!!この選手!!!)

テレビで観ていた12歳のルート少年は、

彼の美しさに一目惚れすることになる。



彼の放った、クロスの美しさに



それはまるで、

国立競技場の夜空にかかる、虹のようだった。



今回、この記事を書くにあたって、

当時の映像を探してみた。


ちょうどみつけたんだ。

「これこれ!この光景は、いつまでも目に焼き付いている」

ってシーンが。



そして驚いたのが、

あの試合、ユナイテッドが得たコーナーキックの本数は、

わずか1本だったということ。



つまり、

1999年のトヨタカップ、前半5分にベッカムが上げたクロス。

惜しくもスタムの頭に合わなかったたった1本のクロスが、

その後の僕の人生を彩ってくれたんだ。



(あー、オレもベッカムみてぇなクロスあげたい!!!)

って思って、


くる日もくる日も、

彼の特徴的なフォームを真似て練習していた。


「今の、ベッカムっぽかったよな!!!」

なんて、チームメイトと笑い合いながら。



あのとき、毎日のようにサッカーをしていた仲間の、

ロベルト・カルロスにあこがれていたMくんと、

クリスティアン・ヴィエリにあこがれていたNくん。



まさか、次の年に、

僕が不登校になるなんて思わなかったよね。



それでも、

学校に行けない僕を、

毎週サッカーの練習には誘いに来てくれたよね。


あのときは、本当にありがとう。



2008年に、ユナイテッドがチャンピオンズリーグを制した時、

Nくんに無理を言って、トヨタカップのチケットをとってもらったんだ。



大学3年生の時、

3人で、日産スタジアムで並んで一緒に観た、

マンチェスター・ユナイテッドvsリガ・デ・キトの試合、

最高だったなぁ。



2014年に、Nくんが結婚した時は、

スピーチをさせてもらった。


二次会では、

Nくんが高校卒業の時にくれた

「おそろいのサッカーボール」をもっていって、

「魂の結婚おめでとうパス交換」をさせてもらった。


ちょうどナイナイの矢部さんも結婚式で岡村さんとボールを蹴りあってて、

「これだ」って思ったんだよね。



恥ずかしい話をまたさらっと書くと、

大学院時代には、Mくんにお金を借りたこともあった。


県外の学会に参加するための旅費がぎりぎりで、

たまたまその県に住んでいたMくんの家に泊まらせてもらった挙句に、

お金も借りたんだよなぁ。


千冬みたいに、未来の僕を信用してくれた。

(そのお金は翌月にすぐに返せた)



でも、もっと大きい金額を、

休学した大学院に復学するときに、

Nくんに借りたんだよなぁ・・・。


無事に復学して、

大学院も修了して、

でもなかなかお金は返せなくて、

Nくんに会うのが恥ずかしくなっていた時、彼は言ったんだ。


そんなことあったっけ?忘れちゃった

って。


(うそだろ・・・なんでそんな優しいこと言えるんだよ。。。)

って思いながらも、ずっと甘えてた。



でもそのお金もようやく、

一昨年、すべて返せたんだ。



子どもが生まれて、家も建てたNくんは、

ドラケンみたいにやさしく笑いながら、

「助かる」

って言って、受け取ってくれた。



やっと、胸張って会えるようになったんだ。


Nくんには3年前、

Mくんには今年、

男の子が生まれた。


どっちもベッカムさんと同じ、

5月生まれなんだ。



2人には言ってあるんだ。



勉強の事や、学校のことで困ったら、

俺んとこに来てくれ。

いつでもアシストしてやるから

って。



たのしみだなぁ。

またあんときみたいに、な。



それに、

あの時一緒に入ってたサッカーチーム。

今は俺がトップ張ってんだ(コーチやってんだ)



もう少しして、いろいろ落ち着いて、

もう少し大きくなったら、


子どもも、奥さんもいっしょに、

みんなでボール蹴ろうぜ。

やくそくな。


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