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大丈夫、生きているんだから、ということ
新しい調味料、新しいシャンプー、買っても使い切れるか微妙な頃合いになってきたパリ生活残り2ヶ月。
目的もなく街を歩く。ふと、目に止まった空間やギャラリーに入る。こういう直感は割と正しいことが多い。そして最近、あれこの人知ってる、以前も見たことある作家だ、ということが増えて来ました。こういうことが直近で3回あった。読んでる本に出て来たアーティストは、2年前に行ったヴェネツィアビエンナーレでフィンランド館代表だった人。パリで観たキューバのアーティストは去年の京都で、ブリュッセルで観たコロンビア出身のアーティストは森美術館で観ていた。
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ビジュアルの印象ってやっぱり強くて、1度目は流し見でも、2度目で思い出すくらい案外覚えてるもなんだなぁと感じました。あと単純に実際に観た作品のストックが増えて来ているかも。
会場にいるキュレーターと何気なく話し、自分も作家をしているんだと言うと、インスタグラムを交換する流れになります。海外だと気軽にこういうことが起こるのが楽しい。日本だとよくて名刺交換、若干距離はありますね。
特にパリは人情とコネクションの世界で、交換留学生で1年の滞在という中途半端な身分でも展示の話をもらえたりするので、腹括ってちゃんと言語勉強して長くいると、相当チャンスあるのではと思ったりします。そういう実感を得られたのは留学の良かった点。海外で作家活動をやっていく絶望と希望、どちらも現在進行形で体感中です。
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