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脱インフォメーションと当事者性の担保、いかに空間をアクティベートするか【講評まとめ】

昨日は引き続き通っている現代アートの学校で作品の講評会がありました。

いま制作している作品の経過や展示での見せ方を発表し、講師2人からフィードバックをもらうというもの。昨日の講評で言われたことが、自分にとって確実に次のステップに繋がることだと思ったのでアウトプットのためにまとめたいと思います。

あと「こんな感じで講評されながら作品つくってんのね」というのが伝わったら幸いです。


現在制作している作品「デリバリードローイング」

Uber Eatsを代表とするデリバリーフードサービスのドライバーさんの1日の配達ルートをそのままドローイングに変換するというプロジェクトを、友人ドライバーに協力してもらいながら進めています。

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※11月12日、世田谷区太子堂を出発点に10件配達した際のルート。稼働時間は8時間半で全長31kmある。

これまで絵画を主に扱ってきた自分がこのプロジェクトを始めた動機は色々あって

・「自分が描く」のではなく「他の人に書いてもらう」ことや、協働で制作することへの興味
参照記事:「絵を描くこと」から距離を取る

・周りでUber Eatsの配達員をやってる友人が多く、その働き方に関して色々話を聞いていた。

・1日の配達ルートの軌跡がドローイングとして成立していると感じた
(絶対自分が描かないような偶発性があって面白かった)

・主体性を問う作品を作ってみたいと思っていた
(このドローイングはドライバーさんが描いたのか、それともプロジェクト起案者の自分なのか、プラットフォーム側のアルゴリズムによるものか、それとも都市に描かされたのか)

僕は配達員をやったことないのですが、彼らが配達した(描いた)ルートを追体験してみたいと思い、そっくりそのまま辿ってみたりした。

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そしたら「あ〜この道で迷ったんだろうな〜わかりにくいもんな〜」とその時の友人ドライバーの心境を考えると笑えてきたり、行ったことないお店や風景との出会いがありました。

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※迷いを感じる目黒川周辺

提出した展示構成

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