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遅くて、退屈で、つまらない場所

SNSには書かない(書けない)ことを中心にnoteを月に4本更新します。中身は藝大院の話、プロジェクトの過程、アイデアの種、苦しんでいる葛藤の様子などを書き散らかしてます。
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2024年3月の記事一覧

パリで面白いと思える作品に出会えてない理由

マレのギャラリーなどを巡り、一休みしてこれを書いてます。 パリに来て半年、面白いと感じる展示がほぼないことに気づきました。一番興奮したのは昨年のマルセル・デュシャン賞のノミネート展くらいだった気がする。

制作が難航しているときの突破口「よく寝る・読む・喋る」

こんにちは。絶賛、遭難中の僕です。 何に遭難しているかと言うと、まごうことなき「制作」です。 先月から新しく入ったアトリエの展示が3月18・19日に開催されるんですが、制作が難航しております。(パリにいる方ぜひお越しを!) ひとりで考えていてもらちがあかない。そんな時はどうしたらいいものか。

期待せず諦め、歩くことで自分とふたりきりになるということ

気づけば3月も6日…秒速で過ぎていきますね。最近読んだ本から考えていたことについて。 作家業をしていた作者が結婚し子供をもうけたことで書くことから離れてしまった。そんな作者が家族と別れ、旅をし、また「書く」ということを取り戻していく実体験に基づく文学作品。 「歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術」というタイトルは、このnoteをお読みの皆さんなら分かるかもしれませんが僕の性癖にドンズバです。歩くためにパリに来ているみたいなもんですからね。 旅をしながら「