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演劇・映画などの感想(ネタバレあり)

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2019年3月の記事一覧

砂の器2019(フジテレビ) 感想みたいなもの

どうしても、あのお遍路姿で終わるんだな。あれは一種の儀式なのか⁈

和賀の殺人の動機が、原作ではすんなり腑に落ちるんだが、そこが今回のドラマでもきつかった。

今回のは特に冒頭いきなりハロウィンの渋谷🎃から始まってびっくりした。蒲田はどこへ行った。

犯人とその父親が世間から忌避される事情を造るのに、とても苦労をしたのだろうなあという印象ではあるが、あのお遍路さん姿で彷徨する親子の姿は、なんか無

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「廻る想ひ、紡ぐ月。」観劇

池袋シアターグリーンにて、直也の会の標題芝居を観てきた。(マチネ)

戦争を挟んでの、親子四代に渡る大河人情ドラマ。作者の祖父(大衆演劇の俳優)をモデルとしたのであろう主人公が、とても魅力的な人物に描かれており、時に過酷な描写や台詞もあるのだけれども、希望という言葉がいつも背後できらめいているような芝居だった。

物語は、3時間に亘る上演時間に、いろんなエピソードがぎっちり詰まってて、よそ見するこ

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