砂の器2019(フジテレビ) 感想みたいなもの
どうしても、あのお遍路姿で終わるんだな。あれは一種の儀式なのか⁈
和賀の殺人の動機が、原作ではすんなり腑に落ちるんだが、そこが今回のドラマでもきつかった。
今回のは特に冒頭いきなりハロウィンの渋谷🎃から始まってびっくりした。蒲田はどこへ行った。
犯人とその父親が世間から忌避される事情を造るのに、とても苦労をしたのだろうなあという印象ではあるが、あのお遍路さん姿で彷徨する親子の姿は、なんか無理矢理な気がする。どうみても途中で通報されるだろう。
それなりに説得力はあったし、東山扮する今西刑事が、捜査会議で涙しながら和賀の事情を説明するところは、新しい今西刑事像といえるかもしれない。
原作は、ハンセン氏病でさすらう親子のシーンが有名だけど、やはり現代に置き換えてはただただ救われない物語に終始しただけで、その負の連鎖に震撼はしても、感動するところまではいかなかったなー。
松本清張ダイスキだし、砂の器もめっちゃ好きな作品なので、ちょい残念ではあった。
あと、地上波をちょっと(?)見ない間に知ってる俳優さんが軒並みお年をとっていて、それにもビックリした。
佐野史郎とかさ、柄本明とかさ。
まあ柄本明は作って年寄りにしてるとこはあると思うけど、なんというか、みんな毒の抜けた顔になってた💧
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