見出し画像

(2023/09/16/土)国指定史跡 蓮ヶ池横穴群 中央公園


先週の日曜日(2023/09/10/日)に行ってまいりました、国指定史跡 蓮ヶ池横穴群の公園(中央広場)の状況

 今日は昨日紹介致しました『国指定史跡 蓮ヶ池横穴群』に建つ『みやざき歴史文化館(閉館)』の横に有る公園(中央広場)を回った時の様子を載せたいと思います…

現地に有る看板に、辿ったルートをの印を付けてみました…。

みやざき歴史文化館のすぐ横に有る、峰を巡る道への入り口

 『みやざき歴史文化館』が閉館している事を確認した後、公園(中央広場)内に有る二号墳(円墳)に行きたかった為、公園内の右側に有る山の峯を歩く事の出来る道に入る事にしました…。

峰を巡る道への入り口

 入り口のすぐ横には『蓮ヶ池史跡公園案内図』の立て看板が設置されており、現在地を確認する事が出来ます…。

案内看板。年季を感じます。

 足元には名前の解らないキノコが群生していました…
折れているキノコが無かった為、人が頻繁に出入りしている場所では無いのかも知れません……。

名前の解らないキノコ。かなり多く生えていました。

蓮ヶ池横穴群の公園(中央広場)から、山頂にある円墳(2号墳)への経路

 上の写真の入り口から、山の中へ入って行きました…。

 足元はそこまで悪くは有りませんが、靴が山歩き用の靴では無かった為、少し歩きにくかったです…

 登りの階段が結構続きます…。

 木々が生い茂っているので、何処まで階段が続いているのか判りません。

 坂道が終わり、地面が少し平らになりました…。

 向こう側に曲がり角と、少し高い月山の様な物が見えて来た所の写真です…。

蓮ヶ池横穴群の公園(中央広場)から、山頂にある円墳(2号墳)

 下記の案内看板から考えると、二号墳の上には斜めに曲がった道が作られている様です…。

 なので、小高い山の様な地形に曲がり道が作られていれば、そこが二号墳と言う事になります…。

 小高い地形に近づいた所、曲がり角が作られている様です。
つまり、この小山が二号墳で間違いない様です…。

二号墳上に造られた歩道

 案内板の通り、墳丘上に歩道が作られている様です…。

曲がり角の手前で撮影した写真

 墳丘を突っ切る歩道の途中に何やら、ペットボトルで出来た『何か』が吊り下げられていました…。
(何でしょうか?今後調べてみたいと思います…)

謎の工作物

 墳丘上の歩道中腹から墳長に向けて撮影をした写真。
写真では解り辛いですが、かなり大きな古墳の様です…。

墳丘上の歩道から墳長を撮影した写真

 墳丘から少し離れた位置から撮影した写真。
木々が生い茂って墳丘の形は良く判りませんが、やはり、かなり大きな古墳です…。

墳頂から見て左側、少し離れた位置から撮影した写真

更に奥に行く為の歩道

 案内看板を見ると、二号墳先には更に歩道が続いている事が解ります…。

 撮影したのは夕方でしたが、まだ日が高かったので、更に奥に行ってみる事にしました…。

 道は荒れている所と有れていない所が有り、場所によって道の状況はまちまちです…。
ここら辺は比較的開けています…
木々の間から、下の広場の様子が見れます…。
写真では解り難いですが、かなり高さが有りました。
ここら辺の道は、獣道の様です。
生い茂った木々と、この様なカーブが時々あるせいで先が全く見通せません…
 しばらく進むと、何やら看板が見えてきました…。
遠くに見えた看板は『経路』の看板でした。
ここまで人工物的な物を山道で見かけなかったので、少しホッとしました…。
更に奥に進みます…
更に更に進みます…

1回目の三叉路

 長い山道を進むと、三叉路が有り古い看板が立っていました…。

1回目の三叉路の位置
新たに看板が出てきました…
かなり古い看板の様です…
中央公園へは右の道へ行くと良い様なので、
右へ進みます…
最初に来た『中央公園』に戻る為、更に先に進みます…

2回目の三叉路への道

 更に長い山道を進みます…。
ここまで人の気配が全く無く、見る物も特に無かった為、山道を足早に移送をしました…。

2回目の三叉路に至るまでの道
道の途中に、黒い樹液の垂れたあんまり見た事が無い木が生えていました…。
何か気になった(不気味だった)ので、写真を撮ってしまいました…。
更に道は続いていた為、足早に山道をすすみます…。
(画像が少しブレています…)

2回目の三叉路

 先程の三叉路から更に先に進むと、二つ目の三叉路が有り、古い看板と別の看板の二つが立っていました…。

古い案内看板と、別の看板が立っていました…
先程の三叉路よりも日が差さない環境のせいか、
先程の看板よりも木の劣化が激しい様です…
『蓮池 花しょうぶ園』への道は、倒木の為立入禁止となっている様です…
通行可能な、『中央公園』へ帰る為、
急な下り坂の山道を下ります…

山道から、公園内にある蓮ヶ池横穴群へ…。

 三叉路の中央公園へ戻る為の道を進みました…。

ルート図

 二つ目の三叉路から下に下ると、かなり急な坂に階段が続いています……。

下に舗装道路が見えます…。
画像では上手く伝わるか判りませんが、かなり急な坂になっています…。

 ここで何か、中年の男性の声が聞こえた気がしたので、声が聞こえた方向(左斜め後)にスマホを向けて撮影した一枚です…。

 山道が続いていたので、自分でも気付かない内に、かなり疲れていたのかもしれません…。
(実際に山道を歩くと思った以上に疲れるので、疲労や心細さ等のストレスからくる幻聴だと思われます)

ここで何か中年の男性の声が聞こえた気がしたので、
声が聞こえたほうにスマホを向けて撮影しました…。
山道が続いていたので、疲れていたのかもしれません…。
やっと、舗装道路に辿り着きました!
いつも歩く舗装道路がこんなに歩きやすいとは…
公共事業の有難みをヒシヒシと感じます…。
歩道道路の横には、垂れた蔓の上にアケビ?の様な果実が付いていました…。
近くに寄ると、果実が大きくなっているにも拘らず弾けていないので、ムベの様です…
食べれますが、公園内の植物を持ち帰るのはどうかと思い、取らずに帰りました。
ムベの実が有る場所から少し進むと、水のみ場と…
その奥に横穴墓がみえました…。
………なんか…少し画像がブレてしまった様です。

15号墳・14号墳と休憩所

 山道から舗装道路を暫く進むと、石製の水場(手洗い場?)と古いベンチの有る、ちょっとした休憩スペースが有り、その奥には15.14号墳の墓室が口を開けていました…。

今回撮影した場所
石製の水場。面白いデザインをしています…。
地面が濡れている為、私がここを通る前に、この水場を使った人が居るのかもしれません…。
15号墳への入り口です。
中が真っ暗で、とても中に入ろうと言う気にはなりません…。
15号墳の隣に有る14号墳の入り口です。
こちらも中が真っ暗です…。
周りに人の気配が無く、かなり不気味な感じがしました…

13号墳と16~21号横穴、石製作品群

 最後は少し駆け足になりますが、13号墳と○○~○○号墳の外見、広場に置かれた作品等を紹介致します…。

こちらは13号墳横穴の解説看板です。

『史跡 蓮ヶ池横穴群 第13号墳横穴』の解説看板

 入り口にはステンレスの扉が設置されていて、看板に描いている通り、中には人骨模型と、土器の模型が並べられていました…。

 ちなみに、古墳内を撮影していませんでした…。
何というか、余りにもリアルな『お墓』だなぁ~と言う感じがしたので…。

 少し近くに寄って撮影した物です。

 山の尾根の端をくり抜いて作られたこちらの墓は、周りが丸く綺麗に成型されていました…。

 看板の内容から『家族墓』と言う事なので、家族の誰かが亡くなる為に、この墓の口を開いて追葬したと考えられます。

 その人々が、成型した墓穴が千数百年経った今も見られると考えると、非常にエモい感じがします…

入り口や、入り口の周りが綺麗に成型された13号横穴

 13号横穴の横に有る、大きな広場です…。

 ちょっと中に入ると、蚊がかなり居たので、余り奥には行きませんでし た…。

横穴墓と横穴墓の間に彫られた溝

 崖に点々と配置されている石垣が16~21号横穴の様です…。

 墓室の入り口は新しい石(?)で開口部を塞がれていて、発掘前の状況を見学する事ができます…。

 よく見ると、横穴墓と横穴墓の間に間仕切りの様に溝が彫られている様なので、古代も現在の墓地と同じように、区画で区切ると言う考えが有ったのかもしれないなーと思うと、非常に面白いです。

…千年数百年そこらでは、人の考えは余り変わらないのかもしれません…。

崖に造られた16~21号横穴。
全て開口部は塞がれていてました…。

 広い芝生の広場には巨大な石製の彫刻作品が設置されていて、その周りに小さな石の彫刻が点々と設置されていました…。

広い芝生の広場に、小型の彫刻が点々と配置されています…。
小型の彫刻には顔が彫られていて、全て、この大きな彫刻の方に顔を向けている様です…。
巨大な石製彫刻作品の前に、ステンレス製の解説看板が設置されていました…。
どうやら、こちらの作品のコンセプトが記載されたパネルの様です…。

『みやざき歴史文化会館』方面への帰り道

 やっと『みやざき歴史文化会館』付近へと帰ってきました…
下記が移動ルートです…。

石製彫刻作品の目の前から、『みやざき歴史文化会館』方面を撮影した写真。
公園の中央部に何故かマンホールが設置されていました…。
先程入った登り口。木々が鬱蒼と茂っていてます…。
奥の芝生の色が変わる辺りに、キノコが大量に自生していました…。
国指定史跡 蓮ヶ池横穴群内に設置された『史跡 蓮ヶ池横穴群』の看板
看板内の文章部分。
下記に読み易い様に文字起こしを行いました…。

種別 史跡
名称 蓮ヶ池横穴群
指定年月日 昭和46年7月17日
 
 蓮ヶ池横穴群の80数基の横穴は、西・中央・東丘陵の南方方向に開口できる斜面に造られています。
 西丘陵の横穴群を第1集団、中央丘陵の横穴群を第2集団、東丘陵の横穴群を第3集団と読んでいます。各集団は、それぞれ4基から6基のグループに細分され、1グループの横穴が1家族墓と思われます。
 単独の横穴もあり、その規模、構造、副葬品等に特徴が見られ、首長の墓とも考えられます。
 こらの横穴は6世紀中頃から造られ始め、8世紀には衰退しました。

国指定史跡 蓮ヶ池横穴群内に設置された『史跡 蓮ヶ池横穴群 第13号墳横穴』の看板

 最後に、始めに来た『みやざき歴史文化会館』前に戻ってきました…。
山道を歩いたので、かなり疲れました…。

みやざき歴史文化会館正面写真

 かなり長い記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この写真は、移動した場所を撮影した物です。

 撮影したスマホの写真をどう紹介して良いか判らなかった為、一部の画像をillustratorで少し加工して紹介してみました…。

 公園内は、夕方付近だった為か人の気配が無く、帰る前に老夫婦の方々が一組公園に入って来られただけで、それまで人の気配は無く、かなり心細かったです…。

 次回は、以前から行ってみたかった、古墳内の装飾壁画(線刻画)の拓本が取られた『蓮ヶ池53号横穴墓』を紹介したいと思います…。


2023/09/16??~2300


この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。