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(2024/07/13/土)武寧王陵出土、金製頸飾(複製)。



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武寧王陵ぶねいおうりょう 出土遺物・金製頸飾(レプリカ)

 今回紹介するアクセサリーは、以前、神門神社みかどじんじゃと西の正倉院付近に併設されている施設、『百済くだらの館』で撮影した物です。

 『百済くだらの館』に展示されている展示物の中で、最も興味が有ったのが、この金製頸飾(レプリカ)です…。

上記の記事で、このアクセサリーについて紹介している部分

※最も気になった展示物 
武寧王陵ぶねいおうりょう 出土遺物の貴金属製品(レプリカ)

 私は元々、彫金の勉強をしていたので、このレプリカが展示されていた、下記の金製冠飾(複製)・金製耳飾(複製)・金製頸飾(複製)が展示されているコーナーが気になりました…。

金製頸飾(複製)

 その中でも、この『百済の館』の展示の中では、この頸飾りの作りが、個人的には、一番興味深かったです…。

 …古代のネックレスと言えば、大体どこの国でも兵庫鎖が定番なのですが…こちらの作品は…

 鍛金で棒状のパーツを、一つ一つ叩き出したか…あるいは、
効率を考えて、鋳造で棒状のパーツを量産したのか……

良く観察すると、
パーツは多角形に形成されています…。

 詳しい方法は判りませんが、いずれかの方法で複数製作した、棒状の金属パーツの、細い部分を太い部分に巻を多めにしたメガネ止めで、それぞれのパーツを連結している、ユニークな作品です…。

 『メガネ止め』について、動画で解り易く解説されているyoutube動画が有りますので、ご紹介します…。
(『株式会社貴和製作所』様の公式チャンネルより)

 どちらかと言えば、上記の動画の様に、ビーズを使う時に使用する技法ですが…

 この金の首飾り(複製)の様に、場所により厚みの違う金属素材を使い…
その素材をメガネ止めだけで固定し…チェーンとして完成させた作品を、私は見た事が無かった為、この作品の構造は新鮮でした…。

チェーンのパーツは、ロウ付け(溶接)では無く、
メガネ止めで止められています…。

  面白い…ユニークな作りなので、自分でも作って見たくなりました…
(この展示を観察するのに時間を掛けてしまい、他の展示物を見る時間が少なくなってしまいました…)




2024/07/12~13
投稿時間2024/07/13/0906
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。