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2020年の振り返り

内面的な変化に焦点を当てて、今年を振り返ってみる。

今年の一番大きな変化は、

「イケイケ」的な考え方とか価値観が僕の中から完全に消えて、

諸行無常的な感じになったことだと思う。

「イケイケ」的、っていうのは、

スタートアップ的とか、

エクイティファイナンス的とか

って言い換えられるような価値観なんだけど。

僕の中の「イケイケ」は、シリコンバレーでいろんな人としゃべるうちに出来上がった価値観で。

渋谷ベンチャー系とかシリコンバレー系とか、そういう感じ。

そういう系の価値観へのリスペクトはもちろんもちつつ、

そういう系の領域のたっくさんのすごい人々へのリスペクトはもちろん残しつつ、

そういう系がいままで生み出してきたたくさんのプロダクトやサービスへの敬意は払いつつ、

でも僕自身の心からそういうのはなくなったと思う。

イケイケなころの僕は、

外向きに自分を大きく見せるのがうまい人だった。

なんか、そんな自分に嫌気がさしたんだと思う。

今年はずっと田舎で生活したから、地理的なことも大きく影響したと思う。渋谷への物理的な距離があった。

あとは、いろんなことがうまくいかな過ぎて、他人とか気にしている場合じゃなくなってきたのかも。

「イケイケな自分」なんて所詮虚構だって気づいてしまった。

生身の自分は、

どうしようもなく汚くて、

救いようがないクズだ。

っていう当たり前の事実に気づいて、

虚構を演じるのをやめた。


あと、今年の内面における大きな反省は、

小さく収まってしまったこと。

去年が狂気的に叫び続けた一年だったとすると、

今年は教科書の上をずっとなぞった感じ。

こういけばこうなるよね、って先人たちがすでに証明したことをうえからなぞっただけって感じだった。

他者への説明可能性と、

「大人」的な雰囲気は向上したけど、

その分、「つまらない大人」の一員になった気分。

来年は、

もっと意味わからないことを、

もっと説明不可能なことをしないといけない。


来年の目標は、

一つの、ある程度の長さを持った小説を完成させること。

今まで、漫才のネタを書いたりtiktokの動画を作ったりしてきたけど、

来年はもっと長くて骨太なものを作りたい。

今まで作ってきたものがインスタントラーメンだとしたら、

来年は、本格的なラーメンをじっくり時間をかけて煮込む時間にしたい。

その小説にマーケットがあるのか?とかは全無視で、

ちゃんと自分で納得できるものを作りたい。

僕は、

本当に大事なことを後回しにして生きてしまいがちなので、

来年は、本当にやるべきことをやろうと思う。

ではでは、

良いお年を。

あなたがサポートしてくれると、僕の怠惰な生活が少しだけ改善するかもしれません(保証はできませません)