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冬の一日

最近、しっかりと寒い。
そして昨日は冬至だった。

朝、通勤しながら空を見る。
うすい水色の空に、グレーがかった雲が浮かぶ。
色合いがとても好みで、寒さに震えながらもホッとする。

ほぼ毎日、同じ時間に空を見ていると、季節によって太陽の位置が変わっているのが分かる。
冬の太陽は柔らかい。

昨日、通り道の家の木々に葉が一枚もなかった。
「あれ?この前まで黄色や赤色の葉だったのにな?」と思ったけど、やっと冬がやってきたのだろう。
もう、今年もあと少し。

葉っぱが一枚もない木々は、寒々しいけれど、それはそれで美しかった。
また春には明るい緑に包まれるのだろう。

めぐりめぐる世界で、今日はただぼんやりと過ごしている。
朝起きたときから、背中が痛いけれど、これもそのうち消えるのだろう。

始まりと終わり。
繰り返し。
今日もだんだんと終わってゆく。
そして明日がくるのだろう。

今日の太陽が、ゆっくりと西の山に近づいている。
窓際のオレンジ色が濃くなった。

なんとなく心に響く一日だった。