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2023ドラフト候補の目玉並べてみる

2023年10月4日、中日ドラゴンズの2年連続1軍2軍アベック最下位が決まった。
実にプロ野球史上3チーム目の快挙である。(赤味噌がTwitterで言ってた。)

まぁ5位と6位で監督が変わるかといえばそうではなく、変わるのはドラフト指名順程度のものなので、今夜はドラフトのことでも考えることとにする。

10月9日: 7~12追記

今年のドラフト一位候補

ドラフトについて、とりあえず知っておきたいのは今年の目玉選手。
いくら強打の内野手が欲しいと思っていても、ドラフト候補にそんな選手がいなければ指名はできない。
とりあえずミーハーな選出にはなるが12人並べてみる

1.佐々木 麟太郎 

一塁手 花巻東高 184cm 113kg 右投左打

 そもそもプロ野球に来るのかまだ定かではないが触れないわけにはいかない高校ナンバーワンバッター。高校通算140本は伊達じゃなく圧倒的な打球速度で余裕の柵越えを量産する。まぁ中日には来ない方がいいタイプの選手。(中日に来た方がいい選手がいるかどうかはさておき)

この選手を知らなければ上の動画をとりあえず。今年6月に愛知県で行われた練習試合。夏の予選を控えた中京大中京と至学館という愛知の強豪を相手に2本ずつ、2試合で計4発をぶち込んでいる。どの打球もえぐい。

2.前田 悠伍

投手 大阪桐蔭高 180cm 81kg 左腕

ずっと言われてる高校生ナンバーワン左腕。U18ではさすがの投球を見せ、やっぱりドラ1だね、という感じ。ハイクオリティで多彩な変化球は既にプロでも一定程度通用するような雰囲気すら。ただやっぱり球速をもう5kmは上げたいなというところ。プロに入ってから2年で150km左腕になって3年目で余裕で10勝してほしい。

3.常廣 羽也斗

投手 青山学院大学 180cm 73kg 右腕

青山学院大学で東都1位、大学日本一。
名実ともに大学ナンバーワン右腕。
140後半から150前半のストレートとカーブでカウントを整え、フォークとスライダーで三振を取る。特に指にかかった時のストレートがいいし評価されている。が、いいところに指のかかったストレートを投げられる率を考えれば、即戦力で来年1軍でバリバリ、とはいかないと感じる。逆に言えば正統派右腕であり、まだ線も細いため、体を作ればもっと良くなる伸びしろを感じる。

今年の東都リーグはレベルが高いといわれるが、そのレベルを上げている二大巨頭の1人。
ちなみに東都リーグはだいたい東京の六大学じゃないところ。青山学院、東洋大学、中央大学、亜細亜大学、國學院大學、日本大学、が今季1部リーグに属するところ。2部以下に専修大学や駒沢大学など。

4.細野 晴希

投手 東洋大学 181cm 86kg 左腕

 東都リーグの二大巨頭のもう1人。大卒ナンバーワン左腕。
左腕でアマ最速158㎞を投げる。東都で奪三振率11.4。これだけでドラ1確定。四球は多いが、四球以外無敵のスタッツ。競合確定?
左腕で剛速球といえば菊池雄星投手だが、彼も昔はかなり四球が多かったこともあったので、いい指導者に出会えれば四球も減り、それこそ菊池雄星のような圧倒的な投球ができるようになるはず。
野球太郎のプレイヤータイプも菊池雄星だし、本人フォームの参考にしている?野球太郎の寸評とは正反対となるが、1軍で即戦力となるのは常廣よりこっちだと思う。
いい動画見つからないのでいい動画知ってたら教えてください。

5.度会 隆輝

外野手 ENEOS 183cm 83kg 21歳 右投左打

高卒でENEOSに入社、昨年の都市対抗でMVPの成績を残したことで社会人ナンバーワン野手の評価も。社会人野手の上位指名はほとんどないことや今年の日本選手権、都市対抗では活躍できずということで、言うほど1位か?みたいな話もある。それでも5人目に挙げたのは例年少ない即戦力野手が今年は特に少ない気がするから。やっぱり高卒社会人の年齢を考えれば全然1位指名はあるか。

6.上田 希由翔

三塁手 明治大学 183cm 95kg 右投左打

ここまで六大学で通算71打点を上げる六大学ナンバーワンバッター。71打点は阪神鳥谷に並ぶ歴代7位タイらしい。すごい。直近の試合でも打ちまくっており、目玉の即戦力野手が少ないことも相まってドラフト1位は間違いないだろう。チャンスで安定して打点を稼ぎ続ける能力はやはり才能で、ぜひ中日ドラゴンズに来てもらいたい。ただし中日ドラゴンズではチャンスで打順が回ってくることも珍しいのでその能力が存分に発揮できる球団で見たい気もする。


7.古謝 樹

投手 桐蔭横浜大 182cm 76kg 左腕

 出所の見づらいフォームがよく言われるが、純粋に各球種の低めへのコントロールなどもよく安定感がありそう。ただしスケールの大きさで他の選手と比べられると弱いか。

スケールってなんやねん、と言われると、変化球のキレ、ストレートのノビ、体の強さなどを素人が見た時に凄そうってなるかどうか度のことです。

阪神が常廣とともに一位最有力候補に挙げてるらしい。

8.武内 夏暉

投手 國學院大 186cm 90kg 左腕

 長身と最速153㎞とコントロールの良さ。特にコントロールは今年の大卒投手屈指で、下のデータサイトによれば92イニングで与四球11。与四球率1.1という数字は同じく東都の細野4.8、常廣3.2と比べれば凄さが伝わるか。
左打者のインコースにも強気に投げ込めているコントロールとキレのあるツーシームを見ると通用すればかなり計算の立つピッチャーとなるはずだが、対右打者の飛騨率が若干高いところが気になるところ。フォーム的に見えやすいのか?
細野で競合するよりコントロールを評価して武内を一本釣りしようとして全然競合しそう。


9.西舘 勇陽

投手 中央大 185cm 79kg 右腕

 この選手も東都。どんだけ東都レベル高いねん。
クイック投法から最速155㎞で伸びのあるストレート。上の動画ではちょっとコントロールがまとまってなさそう。でも通算では四球少ないし、変化球もいいから1位。対左の被打率が一球速報.comによれば.261と高い。ただ見た感じのスペック的には常廣よりいいんじゃないかとさえ思わせる。
より良いフォームや武器を見つけて対左を克服できるかどうか。

10.下村 海翔

投手 青山学院大 174cm 73kg 右腕

青山学院大の2人目ドラ1候補。常廣の方が格上、目玉、みたいな雰囲気があるが全然負けてない。なんなら動画見てもわかる通り低めへの変化球の制球が良く四球も少ない。現時点で計算が立つのは下村だが、それでも常廣がナンバーワン評価を受けているのはこれまたスケールの話か?
奪三振数も他の大卒ドラ1候補に比べると若干少ない。
低身長(プロ野球で170前半は低身長扱い)で大卒投手豊作年なので、スケールで負けて外れ1位か。

11武田陸玖

投手/外野手 山形中央高 174cm 74kg 左投左打

ここまで大卒投手が主だったので高卒野手を1人。
今年の高卒野手は大砲候補が佐々木を始めとして真鍋、佐倉、明瀬に森田と豊富だが森田を除いてファーストであり、また佐倉以下は確実性に疑問を残す。
真鍋も間違いなくドラフト1位候補なのだが、なんかみんな知ってそうだしあえて武田を紹介する。あえてね。(あえてというほど無名ではないどころか日本代表の有名選手だが)

彼はいわゆる二刀流。打撃も大砲ではないものの対応力が高くシンプル。悪い言い方をすると立浪がすきそう。大学日本代表相手にも、ドラフト候補の上田大河(大商大)相手にセンター前ヒットを放つなど、天才性を発揮。ホームランを打てる岡林になってほしい。

肩も良いし足も速いので練習すればいいセンターになると思っている。
投手としての伸びしろはちょっと難しいかもしれないが、そう思っていた藤嶋がめっちゃいいリリーフになっているしよくわからない。

去年の西村瑠伊斗もそうだけど、個人的にこのタイプが好きっていうだけで実際のところホームランバッターじゃない高校生外野手がドラフト1位になることは滅多にないので、実際は2位中盤~くらいになるんだと思う。でも1位指名されてほしい。

12.森田 大翔

三塁手 履正社高 179cm 70kg 右投右打

最後の枠は迷った。大卒投手もいい投手はまだいるし、高校の大型ショートだって人気はある。そもそも高卒投手は前田一人なわけじゃない。

だけど大砲候補をもう一人挙げたい。

そして佐々木に次ぐ大砲候補は真鍋が筆頭と言われているが、それに異議を唱えたい。
個人的には森田。彼。真鍋よりプロのストレートに対応できそう。そして右の大砲候補というのも良い。サード守れるのでその需要もある。

競合ひしめく大阪大会で28打数16安打の.571、3本塁打という圧倒的成績を引っ提げて2023年甲子園で10打数4安打本塁打と公式戦実績は十分。
良い選手になると思います。

終わりに

高校生ピッチャーは正直てんで分からないので今回は前田のみの紹介になりましたが、実際のところは190㎝の日當とか152km左腕の東松とか面白い選手はいっぱいいます。

後は大卒捕手の進藤とか全然あると思っているんですが、大卒捕手は読めません……。パリーグとかソフトバンク始めとして欲しいんちゃうの?と思いつつも、今年の感じだとあって2位かな~みたいな。

とりあえず紹介したいドラフト上位候補12人は紹介できたので、次回は中日ドラゴンズがどんな指名をするかです。

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