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他人からの印象と看護師

これは看護師、看護技術とはかけ離れた次元の話かもしれない。
新人の看護師だから見えていない経験不足による視点によるものかもしれないが、感じたままを投稿する。

人間には感情が存在する。
「この人がいれば安心だ」など、今までの功績に基づいたものや、その人が今まで積み上げてきたものによって、その人を安心させると言うものである。それは対患者によるものもあれば、会社の仲間内であるものもある。

時にそれは逆のパターンもありうる。

先輩看護師が救急対応のときに、嘔吐により呼吸困難を起こしていた患者に気管内吸引を行い救急搬送を行った。だが、搬送先の病院で亡くなったケースの話である。

その救急対応をした看護師が問題に上がったのである。正直新人の自分から見ても迅速な対応だったし、学ぶものも多かった。もし自分が救急対応を行っていてもそこまでの対応は出来なかったとおもう。

ただ、これが関係しているかいなか、その看護師は嫌われていたのである。
看護師の仲間は「あなたに落ち度はなかった、出来る限りのことをした」と仲間をねぎらったが、結果はそうではなかった。

激しく言及され、「あなたが対応すると心配です」「人殺しと変わりませんよ」と罵声を浴びせられて泣いていた。

その看護師はその救急対応以前からの会社からの印象が良くなく、粗探しされているかのようにも思えたし、むしろ救急対応前から結果は決まってたかのようなそんな印象を受けた。

私は恐怖すら覚えた。俺が対象者になるかもしれない


同じ対応を信頼できる看護師がしていたら、結果は違うものになっていたと思う。
「よくやってくれました、ありがとうございました、本人も最後に家族に会えて嬉しかったと思います。それはあなたが救急対応してくれたからです」
と賞賛を浴びていただろう。

看護師において普段からの他人の印象は、看護技術、経験とかそんな次元ではなく大事なのだと強く思った。

何かと問題が多発し、
「物がなくなった」など、何もないとことから突然問題が沸いて出るようなことが起きた。

私は「証拠が出ない限り、どちらの味方にもなれません」と言うほかなかったが周りの人間にも、なぜその人の味方をするのか、対象者がかわいそうと言われる始末。みんなで組織的に辞めさせるような根回しをしている印象を受けた。結果的にその看護師は退職した。

看護と他人からの印象は大切で、同じ結果でも

言われ方しだいでプラスにでもマイナスにでもなりうる。

出来るだけ印象を良くしておくことが必要だと感じた。
世の中は裁判官のように正しいものは正しい。間違っているものは間違っていると正義が勝つと思っていたが、感情論に渦巻く世の中でいくら理論的に解いても感情の圧に負けてしまう。どんなに「おれは間違っていない」と叫んでいても、言い訳、保身と一蹴されてしまう。

看護師であれサラリーマンなのだ。

ただ、看護師としての技術、経験は将来の自分のためになるので積極的に学び高めていく努力を惜しんではいけないと思う。腐らずあきらめず日々心の中で芯をぶらさないように看護師としての自分を水面下で保って行こうと思う。


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