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経験ありきの看護師資格

准看護師資格取得後、新卒4月入職。5月退社の私の履歴書に世間の風は冷たかった。毎回ハローワークに通い、面接、不合格。求人雑誌や、ネットの求人、ナースパワー?とかいう人材派遣会社にも登録するも、面接までは受けてくれるも、「前職はなぜ1ヶ月で?」と36歳男の壁は高かった。

どこか本心では看護師不足が叫ばれている今、資格さえ持っていれば、いつ何時辞めてもどこでも採用してくれると、高を括っていたのかもしれない。現実はそんなに甘くなかった。どんなに准看護師資格を持っていても、「新卒の方を育てる環境が整ってないので」と断られる。

准看護師資格は経験があって初めて求められることを学んだ。

次の就職先は意外なところで見つかった。家の近くにそういえば特養があり、求人の看板が載っていたなと思っていた矢先、ハローワークに新着で求人が掲載されていたのである。すかさず面接、採用に至った。

正直、ホッとした。もう就職できないかと思った。36歳という年齢もあり、親にも頼れる年でもないし、毎月の光熱費、家賃の支払いはある。
当時本当に助かったのは、コロナの一時給付金の10万円で何とか支払いを済ませることが出来た点だ。それがなかったら危なかった。

再就職できたのは6月の後半になっていた・・・。一ヵ月半彷徨っていたわけである。


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