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施設業種ヒエラルキーでの看護師とは

これも施設によって異なると思うが、施設准看護師として1年弱勤めてきて感じてきた、業種によるヒエラルキーの話。これはビジネスの話の部類になると思うが、会社が究極の2択を迫られた時にどちらを選ぶようになっているかの考え方みたいなのが見えてきた。

看護助手として働いていた時に感じていたのは、主として医師、看護師が中心に病院が組織つけられ、会社としても重要な職種となっている場合が多いが施設では大きく異なる。

当施設では母体の運営をしている本社の重役の人間がヒエラルキートップに立ち、問題はすべて稟議にかけられ重役の判断の元、事が決まる。

その次に総務。何らかの本社のつながりがあり、労務や、お金の出し入れの権限、会社運営をしている。

その次に相談員(社会福祉士)。主に新しい利用者の獲得のための営業や、家族と施設をつなぐパイプ役になっている。この人たちがいないと利用者がどんどん減っていき施設運営利益が出ない。

同順位に施設長(介護福祉士)が多いが、大抵1,2年で交代する。
すべて施設の決定権を持っているにもかかわらず、本社の人間にお伺いを立てながら判断し、責任はすべて取るという印象。そして別の施設に飛ばされる。

その次に介護士(ほぼ無資格)介護福祉士は2,3人ほどしかいない。この人たちがいないと介護施設が運営できないため、本社もなるべく辞めさせないように施設長に圧力をかけている。月に10人ほど出入りして、常に介護職員を求人して採用している印象。

その他残りの業種(PT、看護、ケアマネ、歯科衛生士)
下手したら派遣の看護師一人ということもあったらしい。一番出入りが激しいし、抜けても補充されない。求人もあまり来ないのも原因。
一人もいない場合は相談員がすべての兼務をしていたらしい。(医療行為以外)相談員が利用者の営業をするため、その気になれば医療行為が必要な利用者を引き受けないなど調整可能で、どうにでもなる。

このヒエラルキーから分かるように相談員の存在が偉大ですべての問題に首を突っ込んでくる。私達看護師は日々、相談員の横で太鼓を叩き、介護士を辞めさせないように気を使い、なおかつ、看護師としての責務を担う。

こんなこと投稿すると批判を食らうかもしれないがこれが事実であるし、間違っていてもなるべく感じたままを伝えたいという信念のもと投稿する。


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