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このチームにはオタクが必要

こんにちは、先日、母校である岡山学芸館高校のzoom飲み会をした際に全然自分は変人ではなかったと再確認でき、そろそろZOZOからスポンサー依頼がきてもいいだろうと思っている平野智大です。(前澤さんに届け)

母校 岡山学芸館について

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多くの思い出話が出る中で、当時の事を思い出したので簡単に岡山学芸館のサッカー部はどのような部なのかを紹介したいと思います。
上の写真なんかまさしくそうですよね!
(基本的に話を聴く際にはカカトをつけ、45度に開き手は後ろに組む)

・土日は基本朝7時にグラウンドに集まり全カテゴリーの試合が終わる18時までグラウンドにいるのが当たり前
・復唱システム(監督が次の練習メニューをぼやくと近くの人が大きい声で伝令し、それを全員復唱する)
ex)シュート練習の際 監督「ラスト10」近くの代表者「ラスト10」 全員が口を揃えて「ラスト10でーす」
→非常に立命の練習で取り入れたい
・クロス練習頭以外禁止  
→もし足で触ると縦コートダイビングヘッド往復
・トップが紅白戦中、電柱に向かって挨拶練習
・ボールを持たず3泊4日の50人未満の島での夏合宿
 4日で100キロ走り、3食全て食フィジ(トイレへの嘔吐は禁止)

今考えれば、とても笑い話になるのですが、当時は、「どうやって少しでも楽にその日を終えることができるか」を全員が常に考え、逃げる手段を各々が考えていたと思います。だからこそ、岡山学芸館には、色んな好奇心を持ってチャレンジし、考え、吸収する個性揃いの面白いメンバーが多いのだと思います。
ちなみに、走りとボール回しが苦手な僕は、嫌いな練習の時にお腹に手を当て、腹痛を訴えトイレにこもるか、自分の意思で「吐く」という技術を身につけ、体調が悪いふりをする手段をよく使っていました。

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※何回見ても思う写真ですが、ツヨシ(一番右)ショウ(坊主、キャプテン)の頭に何があったん?

①夢中こそ最強

さて、ここからが本題です。
就活をしていく中で出会った言葉にとても共感したので、その言葉について書きたいと思います。
以下の文章は、芳仲カズマとの3時間の電話の末に完成された文章です。

努力は夢中に勝てない

これは、アパレルで有名な「BEAMS」の社長、設楽洋さんのインタビュー記事にて出てきた言葉です。ホントにその通りで夢中になれる人は無敵だと思います。

僕は大学に入り、トップチームのサッカーへの取り組みや本気でプロになりたいと思う選手の姿を見たり、また、1回生の頃一緒にプレーしていたC1のメンバー達(ヨウスケや陽、SOU、カンセイ)に差をつけられるという事を経験をしました。そこで僕は、夢中になれる人が素敵だと、ようやく気づきました。
自分の当時の心境は「置いてきぼりにされた。」「理解したのが遅かった。」
これに尽きます。 

大学に入り、高校生のように強制される事なく、自由度の高いスタイルの立命館で、サッカー本来の楽しさを思い出し、高校の時より一層サッカーを楽しく練習することができていました。でも、夢中にはなれていませんでした。
ではなぜ昔の僕は、サッカーに対して夢中になれなかったのだろうかと考えた時、他の人と比べてサッカーを極める必要がないと感じていたからです。
要するに、既にプロサッカー選手を諦めていたので、サッカーは楽しくできればそれでいいという考えになっていました。
また、大学に入り今までよりさらに自由な時間が増え、色んな娯楽を覚えたことも理由の一つかもしれません。

例えば、朝の4時まで夜更かしをして遅刻が怖いから部室で寝ていたり、ミーティング中に大きな屁こいたり、練習でいえば奇声を発したり、今だから言えますけど、ライバルである先輩(当時のチームキャプテン)が転けた時に手を潰しにかかったり(本当にすみません)
決してサッカーに夢中になれている人とは思えない行動ばかりしていました。

ただ、大学サッカーはそれぞれ違う目的を持って入ってきた選手が多いからため、そもそもサッカーに夢中になること自体が難しく、夢中になれればベストですが夢中になれない人は、サッカーを上手くなりたいと意識的に努力するしかありません。
つまり、チームの目標である日本一を目指すためには、それぞれが日本一を叶えるためにどんな行動をしたらいいかを考え、行動する努力が必要なんです。

(まさに、「問え、動け」ですね)
ちなみに、僕が大学に入った理由は、輝いている選手とサッカーをすること、人脈を作ること、主務になることであり、その時は上を目指したいなど思ってもいませんでした。

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②努力と夢中の違い

当時の自分とカテゴリーが上がっていく選手の違いは、サッカーに対して夢中か努力しているかの違いだと思ったのでそれぞれの意味を調べてみました。(もちろん置いてきぼりと気付くまでは努力もクソもなかったです)

努力とは
目標を実現するために、心や身体を使ってつとめること
夢中とは
それに心を奪われ、ほかの事を考えない状態になること

意味を比較すると努力は目標達成の手段であり、そこに感情がないことがわかります。一方夢中には目標はなく行為そのものが目的で感情に支配されている状態です。つまり目標を設定した地点で夢中ではなくなるということになります。
この夢中はコントロールができないというところに難しさがあるんです。

例えば、
3回生千葉きょうま君の筋トレは、まさしく夢中の状態です。なぜ筋トレをするのかと聞くと好きだからしか返ってきません。
4回生菊地かんたも競馬に夢中になっている思います。彼のブログにももちろん書いてますし、基本的に応援中に携帯を触っているのはだいたい競馬です。これは、夢中なのでどうしようもありません。決して人間力を否定しているわけではありませんよ、過去の出来事ですから。顔も似てきていますよねw
去年の4回生である秋山くんに関しては、B1の全国大会の際に一人で福島まで応援しに行ったこと、これは完全にチームに夢中になれていたからこそできたことだと思います。

ちょっと視点を変えて考えてみると、この二つが比較されているということは共通点もあるはずです。
努力と夢中の共通点は何かを考えてみると「継続」が思い浮かびました。
努力は目標達成に向けて継続しますし、夢中は勝手に継続してしまうという感じです。
継続という観点から考えてみるとこうも言えます。

ネガティブな継続は努力
ポジティブな継続は夢中

本来、「努力」の意味には感情は含まれていませんが、実際はきついや大変といったネガティブな感情がセットになっています。
まさしく今の僕にとっては、早寝早起きです。
努力が続きにくいのはネガティブな感情だからかもしれません。
夢中はポジティブな感情100%なので継続します。というか止められません。でも夢中はコントロールできないんです。
まさに、お酒ですよね!! ブリブリ

それを踏まえて自分に焦点を当ててみると、C1で一緒にしていたメンバーとの差を感じ、とても悔しいと思いをした。なんで自分だけ下のチームにいるのか、その時、自分ってこのチームに必要なのか(2年半バー外)を初めて真剣に考えました。
そこで、どうしたら立命館大学のサッカー部として必要とされる選手になれるのかと考えに考えた末、元々高校時代に興味のあった組織のこと、チームのことに目を向けて活動するようになりました。

具体的には、立命同志社サッカー定期戦のプロジェクトメンバーに立候補したり、広報部の活動を真剣に取り組んだ結果、昨年のB1のキャプテンに決勝トーナメントのモチベーションビデオを作成してほしいと依頼が来るようにまでなりました。
その動画がこちらです。
https://drive.google.com/file/d/14u1ijXkDEJgu6tEyyryOV2yh1xmz2ovv/view?usp=sharing

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③夢中の法則

夢中になるまでには、それまでに3つの過程があると思います。それがこちらです。

夢中>好き>努力>義務

これに当てはめてみると義務としてサッカーをやっていた自分が、1回生の頃一緒に練習をしていたメンバーに置き去りにされたことに気づき、悔しさ、挫折を経験した。考えた末に、元々組織に貢献することが得意な僕はチーム運営に焦点を当て自分なりに努力していく中で、いつの間にかチームのことが好きになっていた。チームを引っ張っていくためには、サッカーでの結果も求められる。するといつの間にかサッカーに夢中になっている自分がいた。

そして現在、チームキャプテンとして夢中でチーム運営をする上で気づけば自分の中でこんな目標が芽生えていました。
(え、チームキャプテンしてんのと思った先輩方、特にOkadai君)

チームとしての目標
チームキャプテンとしてこのチームでサッカーをしたいと言われる組織を作る。それは、サッカー面、組織力、人間力共に上げる必要がある。さらにサッカー面も人間力も向上した選手を上のカテゴリーに輩出すること。
個人としての目標
C1のメンバーともう一度サッカーをしたい。

この想いがあるからこそ、昔なんとなくしていたサッカーが今では夢中になっています。

僕のようにサッカーが上手くなりたいという感情が強くなくても、自分が夢中になれることを見つけることがサッカー面でも、組織面でもチームが掲げる日本一に繋がり貢献することができるのが立命館大学体育会サッカー部です。

どれだけ目の前のことに夢中になれるかどうか、これは社会に出ても同じ事だと思っています。なんせ、夢中は努力に勝てないんだから!!
夢中になっている人、つまりオタクこそが日本一を成し遂げるために求められ、全部員がオタクになった時こそ、日本一が見えているのではないかと思います。

あなたは、オタクになれてますか? 

           これを読んで熱くなったあなた

問え    動け

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

この文章とは関係ないのですが、小さい頃からの友達がラッパーを目指しており、一緒にMVを作成したりしているので、もしよかったら聞いてみてください。
名前は、LilHakです。少し大きなスポンサーがつきそうなので楽しみです。
↓Lonely Heartという曲名は、孤独の心という意味でまさしく取り残された感じですよねw

https://youtu.be/B9KOHSO6ZUc

https://linkco.re/qQUPyn7N