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Babyface pro fs を導入して想ったこと

・導入理由
今まではオーディオインターフェースを複数個使用してルーティングしていました。(文字で書くと簡単ですが配線が恐ろしいことになっています)
ノイズが入る、音の劣化が生じる、遅延が発生する等で気になっていましたが、騙し騙し使っていました。

そこへ RMEのBabyface pro fs なら totalmix で内部で音をルーティングが出来るので、
事実上遅延や音質劣化が発生しないので乗り換え先としては最良と思いました。

・導入前の懸念事項
- サポート体制は?
オーディオ機器はそう頻繁に買い換える物ではないので、
頻繁に新製品を出すメーカーだと継続的出費やサポート切り捨てが懸念される。
結論:RMEは15年前の製品もサポートしていると知って安心。
Windows Vista(2006年発売)向けのドライバーも出してる。

- ドライバの安定性は?
どれだけ優れたハードウェアでも安定性が無いと何にも使えない。
DAWのクラッシュは致命的なのでそれだけは何が何でも避けたかった。
結論:尋常ではない安定性の高さが売りと聞いて安心。
実際に作曲やライブに使用してみてクラッシュは一度も経験していない。

- USB給電はノイズは大丈夫?
電力供給が不安定だとノイズが非常に懸念される。特にUSB給電。
結論:全くノイズが乗らない。

・導入後に感動したこと、気付いたこと
- 聞こえなかった音が聞こえた。
前評判は都市伝説かと想ったけど本当だった。
よく聞き慣れた音楽を聞いてみたところ、聞こえなかった音が聞こえるように。
音の粒子一つ一つが丁寧に磨かれて光輝くように感じた。
音の定位がよりハッキリ聞こえる感じがした。
特に PANの値を1~2ずらしてもハッキリと理解出来る。
砂粒のような音まで聞こえるのは驚いた。

- 音楽を聞くのがより楽しくなった。
本当に綺麗な音が出るので、音を聞くのが前から大好きだったけどより大好きになりました。
愛を強くしてくれる素晴らしい製品を作ってくれて、RMEさんありがとう。

- アナログコンプレッサーやチャンネルストリップの効果前と効果後の違いがより分かるようになった。
ネット上のレビューを見てると「音が変わった!」と言うレビューを見て購入しても物によっては音の違いが全く分からなく、正直耳が悪いのではとかなり落ち込むこともありましたけど(耳鼻科に何度か通った)
babyface pro fs にした瞬間に音の違いが分かるようになりました。

- チャンネル毎にデバイス出力が可能
ASIOドライバ一つのデバイスに全てがまとめられているのではなく、
入出力チャンネル毎にデバイスが独立している為、
ゲーム系や配信系の音の切り替えや音のまぜこぜも非常に自由度が高い。
Totalmix機能も組み合わせるとほぼ無限に近い選択肢がある。

- Totalmix機能が便利過ぎる
本当に便利です。
「こう言う音のルーティングをしたい」の想像をそのまま実現出来ます。
音の左と右でそれぞれ異なるルーティングをすると言う器用なことも出来ます。
ルーティングで悩んでいる人はこれだけで恐ろしく価値ある機能です。
Babyface pro fs のin/out数で足りないと感じることは現状無いです。
複数の外部機器を同時に繋ぐ人にとってはちょっと物足りないかもしれません。
当然ながら各チャンネルごとにLoopback機能もあるので配信向けとしても機能は充実しています。
Loopbackさせた音声は元の入力チャンネルに入る為、そこから別のチャンネルに音声を飛ばすことも出来ます。
さらにステレオチャンネル毎に再生デバイスをWindowsOSに認識させることが出来る為、その他のWindowsアプリケーションとの親和性も非常に高いです。

・購入前に注意すべきこと
- これは他社メーカーでも同じだと思いますが、同時に他社製オーディオインターフェース用ドライバ使用する場合、共存トラブル多いので注意。

- 価格は高いので納得して納得して納得してから買うこと
買うべきか?と聞かれたら買うべきと答えるけどそれなりの値段はするので「急いで買うべきか?」「初心者が買うべきか?」「初めて買うオーディオインターフェースはこれにすべきか?」と聞かれたら「NO」と答えます。

- 入出力数は限られるので大量の機材を繋ぐ予定の人は注意。
入出力がたくさん欲しい人は Fireface UCX(18in/18out)とかFireface UFX II(30in/30out)が対象だと思います。

- MAC は仕様の問題により一部機能が制限される為、MACユーザーは注意。
MACユーザーは買う前に何の機能が使える、使えないをしっかり確認しましょう。

以上です!ありがとうございます!

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