2023年10月の記事一覧
【映画】フロムから考える愛する力: 『そして僕は途方に暮れる』
「こいつは友達ってゆうか、親友って決めたら、ちょっとやそっとのことではブレないっていうか。お前はこの一カ月間、ただ失敗しちゃったんだろうなって。お前という人間のたまたまの失敗作なんだなって。」
映画「そして僕は途方に暮れる」の上記セリフは秀逸である。
その理由は、愛する力を描写しているからである。
このセリフは友情と人間関係の本質についての考察を含んでおり、その魅力を理解するためにはエーリッ
【映画】本物の恋の選択: 『恋は光』
映画「恋は光」は、秀逸である。
その理由は、主人公西条が本物の恋を選び取るという点にある。
作中で東雲は恋愛を「本能と学習からなる感情」と定義している。
ここでの「本能」「学習」は下記のように解釈できる。
本能 ≒ ドキドキ、衝動
学習 ≒ 穏やかさ、安心感
さらに西条の恋は、
本能の恋 ≒ 東雲への恋
学習の恋 ≒ 北代への恋
と解釈可能である。
物語の結末で西条が北
【映画•小説】好きなテーマ
□ 生きづらさ/少数派救済/他者理解の不可能性
□ ASDグレーゾーン
□ ルッキズム
□ 男/女らしさとは何か
□ 死者との対話
□ 自分との対話/何者
□ 卑怯な男
□ 本当の恋、偽物の恋
□ フェティシズム
□ 愛する力
□ ポリアモリー
□ 本当の仲間、偽物の仲間
□ 無意識の世界
□ 秘密の枠外
□ 劇中劇/虚実皮膜
□ 陰キャの魅力
□ 見る/見られる
□ 脱資本主義の精神
□ ミニマ