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不思議なふとん


 小さな頃、わたしは一番部屋の端っこに寝ていた。

豆電球がオレンジ色にほんわりと部屋を染めていて、その色が好きだった。
頭の上の方には、何かのお人形とバレリーナが踊るオルゴールが置いてあった。

どちらも全然異なる雰囲気で、ちょっとリアルな感じで夜になるとドキドキした。



*** *** ***


 
 どのくらいの頻度だっただろうか?

 たいがい私が寝るのが最後で、他の家族はみんな眠っていることが多かった。
ちょっと重たい布団をヨイショっと引き寄せて布団に入る。
なんてことない動作。

でも、その部屋で眠る時だけ、不思議なことが起きる事があった。

それはいつ起こるか分からないので、自分でも意図してやってみたりした。でも、やっぱりあの感触はかんじられなかった。


 
 一体何が起きていたのかというと……

 重たいはずの布団が軽くなり、雲をまとっているような、色でいうとピンクや淡い水色、キミドリ、イエローのふわぁ〜〜〜とした〝何か〟にくるまれているような、何度も言えない心地よさ。

「あっ!きた!!」

と思うと、なるべく長くその感覚を味わいたくてその〝何か〟をつかもうとしたり、いろいろしてみた。

でも、いつもすぐにその感触はなくなってしまう。

目が冴えてしまい、わたしは布団に入り直すところからはじめるけれど、自分からその感覚を引き出すことは出来なかった。

そして、その感覚を感じられる不思議なふとんはその部屋だけで起こる現象で、未だにほかの場所で起きた事がない。

その家では不思議な出来事が本当に多くて、いろいろな意味で不思議空間でしたが、心地よさで言うとそれが本当に心地よくて幸せで、気持ちがよく忘れられない思い出。

またあの不思議なふとんの感触が今いる場所でも眠る前に心地よく感じられたらな……なんて思ったり☺️♫

色つきのわたあめの中に包まれて、甘い香りに癒されて、身体も心もわたあめくらいに軽やかになる……

そんなイメージも近いかも💕


 小さな頃は不思議なものが……なんて言うけれど、わたしは小さいも大きいの関係なくそのような出来事が突然やってきたりする。

たくさんの不思議体験の中でも、本当に心地よかった経験。


 寒くなってきて布団が厚手になった。

「あの心地いいのまたお願いします💖

今夜もそんなことを思っていた。

美しいひかり


お読みいただきましてありがとうございます😊

皆さまに心地よい日々が訪れますよう心から願って♪

愛と感謝✨

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