太陽と天王星のコンジャンクション
5月5日 牡牛座の太陽と天王星のコンジャンクションです。
天王星
ギリシャ神話ウラノス
天王星はギリシャ神話のウラノスです。
ウラノスは、全宇宙を最初に統べた原初の神々の王とされています。
果てしなく巨大な体躯を持ち、無数の銀河系が鏤められた宇宙を常に身に纏っています。ウーラノスとはギリシア語で 「天」 の意味で、天そのものを神格化したものです。
ガイア(地球)の息子であると同時に夫でもあり、ガイアとの間にクロノスらティーターン12神をもうけます。彼らの子供の中には、キュクロープスやヘカトンケイルもいましたが、ウラノスはその醜さを嫌い、彼らをタルタロスに幽閉してしまいます。これに怒った妻ガイアは末子クロノスに命じて、刃が魔法の金属・アダマスで作られた鎌でウラノスの男性器を切り落とさせます。この時流れた血からは、エリーニュスたちやギガースたち、メリアスたちが生まれ、この後、海に漂流していたウーラノスの陽物の周囲にできた泡から生まれたのがアフロディーテです。
天王星(占星術)
占星術における天王星は、水瓶座の支配星で「改革やハプニングの星」とも呼ばれます。
土星の外側の3天体(天王星、海王星、冥王星)のことを
「トランスサタニアン(trans-Saturnian)」と呼び、これらの天体がもたらす影響は、個人的であると同時に、社会的、世代的に広くかかります。
一点集中、瞬間的、予想外で破壊的、革新、構造変化と破壊
こういったことが天王星のキーワードとして挙げられますが、
ここでいう「構造」とは、「土星が作り上げた構造」のことを指します。
構造変化のためには、個人天体の最高峰である土星の課題をマスターしている必要があります。
一口に土星の課題といっても、これはこれで人それぞれ多種多様です。
何をマスターしていて、何を積み残しているか、、具体的にはほとんどわかりません。
天王星は、そうした土星の課題を越えて物事を刷新します。
刷新は時に自由や解放と結びつけられますが、もし、仮に古い構造に執着していたとしたら、それが刷新されたときは災いのように強力な旋風を伴います。そのため時に、予測できない災害にも結び付けられることがあります。
しかし、何にも増して天王星は、執着に気付かせてくれます。
手放し、柔軟になり、変化へ開くことの必要性を教えてくれます。
牡牛座の天王星
天王星は牡牛座の中での天王星は、どっしりとした大地の上で、
めまぐるしく駆け巡る改革者といった感じで実は居心地があまりよくありません。
ですが、水瓶座(支配星が天王星)も同じ「不動宮」であり、何かを定着させるという点で共通点があります。
牡牛座が意匠する事柄といったら、五感です。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
五感を解放すること、本当に好きなものに身をゆだねることから、牡牛座天王星が始まります。
本当に心地のよいもの、場を求めての転職、転居、なども意匠します。
取り入れることのほかに、
好きで無いものや心地の良く無いものを、遠ざける・排除するといった事も
結果として好きなものだけを残す事に繋がります。
太陽と天王星のコンジャンクション(0度)
天体どうしがぴったりと重なるアスペクトをコンジャンクションといいます。
新月は、月と太陽のコンジャンクションです。
太陽と天王星のコンジャンクション
これを新月と考えると、太陽と天王星の新しい周期が始まる、といえます。
(が太陽はさまざまな天体と年に一度はコンジャンクションを形成します)
太陽は生命力、天王星は変化と革新の天体です。
コンジャンクションは、新月もそうですが、始めることのエネルギーを持ちます。
太陽と天王星の場合も、始めるエネルギーがありますが
その場限りの状況に付け焼刃的に何かを始めるというものではなく
大きな視点で自分や物事を俯瞰し、将来のヴィジョンを映し出します。
太陽によって、牡牛座のテーマである、
芸術、美、五感に関することにスポットライトがあたります。
そこに天王星も「新しさ」という視点を与えてくれますので
「新しい視点、気づき」を通じて「新しい幸福」への期待感が膨らむと思います。
不安定な状況自体は、すぐに変えることはできません。
不安定だと嘆くだけでは、さらに不安感が増大し、心の安息どころではありません。
そんな状況の中にあっても、
「全く新しい視点、気づき」をつかむチャンスはあるのだよと天王星は教えてくれます。
その、チャンスのヒントは、牡牛座のテーマである「五感」です。
「五感を満たす、美しいもの、美味しいもの」
それに気づけたとき、新しい世界への可能性が広がるのではないかなと思います。
とはいっても、そこは天王星ですから
そっと教えてくれるタイプではありませんから
「目からうろこ!!」
「そーーだったのかーーー!!」
という驚きをもった気づきがあるかもしれないです。
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