そこにあるものnote用

ボイスブックへのひとこと、ふたこと ②

では二作目。

【現場(げんじょう)にて/はったいこ さま】


『そこにあるもの』から音声化して頂きました。

ショートショートとは言え、私が初めて書いた小説が、この「現場にて」。思入れのある作品です。
二人の刑事が交わす会話が主となる物語で、上司の一人称視点で進みます。
緊迫した空気が、ある一言で一変し……。

SE(サウンド・エフェクト)が文字通り効果的!

伏線タップリの中、最後の一言にくだらないオチが待っています。
そこに至るまでの刑事二人の演じ分けはもちろん、後輩刑事に至っては前半と締めで雰囲気がガラリと変わるんですよ。見事です。
そして特筆すべきはSE。
要所に入ってきて、臨場感を一気に高めてくれます!

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こうすればもっと良くなるのでは❓的なポイントを探したけれど……
ありません!(笑)
何回聴いても見つかりませんでした。 ← ハードル上げ過ぎたかな(^^;)
書き手としては満足度の高いボイスブックです。


詩やエッセイといった、一人称視点・登場人物一人の作品が
アクターさんとして読みやすいのは理解できます。
そこをあえて、複数の登場人物で動きのある話を提供して、
「読んでみたい!」
と思わせるものを目指していきたいですね。

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