ばばあもどきの日常と非日常 その12「ばばあもどきの本当にどうでもいい日常の話」

こんにちは。
“ばばあもどき”のルル山ルル子(ルル)です。
女の容れ物(身体)に男の魂が宿っています。
「トランスジェンダー」とか「FTM」とかの呼称がどうもしっくり来ず、
普段は「見た目は女 中身はおっさん」と自己紹介をしています。

さて私は、見た目はどこからどう見ても太った中年のおばさんです。
でも中身はどうにもこうにもおっさんです。
最近はちょっとジジイかも知れません。
今回は、本当にどうでもいい私の日常について書きます。

顔を洗う時はメンズの洗顔料で洗います。
ギャツビーの洗顔料が好きで、長年青い(スクラブ入りの)やつを使っていて、顔をジョリジョリと洗うのが好きだったのですが、
最近は同じシリーズの黒(炭の力でガツンとアブラ洗浄)が大のお気に入りです。
ものすごくサッパリします。
「うるおい」とかどうでもいいから洗い上がりがキュッキュしていてほしいと思っています。

歯ブラシは「かため」を使います。
それだけではなく、毛先が開いてきたら毛を半分の長さに切り揃えます。
すると、金だわしのような硬さが味わえます。
「あんまりゴシゴシしすぎると歯や歯茎の表面に傷が付いて……云々」などと言われていますが、知ったこっちゃありません。
「シャカシャカ」ではなく「ゴリゴリ」と磨きます。

髪を洗う時は、浴室にあるものをランダムに使います。
女物のシャンプーで洗うことも勿論ありますが、
後述の男性用ボディソープで洗うこともあります。柿渋石鹸(固形)のこともあります。
顔を洗う延長で洗顔料で頭の一部を洗うこともあります。
石鹸やボディソープで髪を洗うと何故こんなに髪が不思議な感触になるのか不明ですが、もともと「うるおい」とか「なめらか」よりも“キュッキュッ”を重視しているので2回に1回くらいはシャンプー以外の何かで髪を洗います。

身体は、その時にあるボディソープで洗います。
今は男性用ボディソープです。
パッケージにデカデカと「男の汗とニオイを……云々」と書かれた、いかにも“色々落ちそう”なやつです。
それを、「スーパーハード」なんて書かれた、120cmのジャリジャリの感触のボディタオルに付けてゴシゴシ洗います。
それはもう皮膚も破けんばかりに。
泡を洗い流すとキュッキュッとした感触になるのがとても気持ちいいです。

分かってるんですよ、「男の」って書かれた商品を使っても、ばばあもどきはばばあもどきのままだって。
でも、入浴中って、イヤでも女の容れ物が目に入ってくるじゃないですか。
せめてもの抵抗というかなんというか、ちょっとだけ本来の自分に返らせて、みたいな気持ちで
今夜もあちこちゴシゴシ ゴリゴリ洗ったり磨いたりしています。

あ、因みに食べ物でも「男の」って付く物が好きですが、
それは単に大きかったり味が濃かったり脂っこかったりするのが好きだから、ってだけです。

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