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すべては勝つために!第3回電脳灯争戦記!

プロローグ

さて、困った。
どうしたものか。。。。

思い入れのあるカード?
そんなものがあったらすぐに決まるのだが・・・

第3回電脳灯争戦
バーチャルプレインズウォーカーチームの最強を決める大会

ルルークは所属しているメガネオから出場することが決まっていた。

今大会のルールはヒストリックブロール
簡単に言うと統率者と呼ばれるプレイヤーの《パートナー》になるカードを決めて戦うルールである。

そのパートナーとなるカードを締め切りまでに選ばなければいけないのだが・・・

決まらーーーーーーーーーーーん!

カードの強さとかわからんし!ブロールとか普段やらんし!
ルルークはスタンダード(一番プレイされているとされている競技ルール)専門だい!

うわああああああああああああん(´;ω;`)

嘆いてても仕方ない、とりあえず頭痛になるぐらいの大量のカードリストとにらめっこ・・・

「ルルークと言えば白い※カード」
※MTGは白青赤緑黒の5色の要素があります。
「ルルークと言えば攻撃的戦法」

自身のリスナーさんからもよく言われるイメージである。

白で攻撃的か・・・・
検索してみるか

『白 攻撃 ブロール』

色々調べてるとこのカードがヒット


MTG界のアイドルとカエルのコラボレーション

・・・・・・・これだああああああああああああああ!

新しいカードだし、ルルークの白のイメージからサリアはありだし、なんかきらきらしてるし!

よし!決定!提出提出~♪

ルルークの統率者はこんな感じで決まった。
ちなみにこの人、この時点ではなんとこのカードのテキストを読んでいなかったのである!ワオ!

この時はまだ知る由もなかった。
このカードを使って、あんな戦術をとることになるなんて。
あんな勝負の結末になるなんて。


というわけで皆さんこんにちは!ルルークです☆
先日行われた第3回電脳灯争戦予選!
メガネオVSベンチウォーマーズ!
観ていただけたでしょうか!?

ルルーク個人としては勝利!
やったあ(*^▽^*)

・・・・チーム?

負けたよ!えーーーーーーん!(´;ω;`)
チームの結果としては1勝4敗
とはいえ全員で頑張った結果、それはそれで尊いものであるとここでは言わせてくれTT

さて久しぶりの記事
すでにキーボードをたたく手が痛くなっているが今回は電脳灯争戦でルルークが持ち込んだデッキと秘策
おそらく実況解説、対戦相手、そしてリスナーの多くが驚いたであろう
『ヒストリブロールでサリアギトラグで後手番を選択しコントロールデッキを使う』
がどのようにして生まれたか、そのいきさつや解説、そしてチームメンバーにも明かすことのなかったルルークの想いについて少し語っていこうかなと思います(*^▽^*)

それではれっつごー!

とりあえずデッキ作る

さて統率者が決まったらデッキを作んなきゃいけない。
今回のルールでは同じカードをデッキに2枚以上入れられず、枚数は100枚。
つまり毎回毎回同じ展開になりづらいということ。

むむむむむ・・・・
元来ルルークはプレイに自信はあってもデッキ作成は苦手。

こんな時はレッツカンニング♪

ということで教えてGo〇gleせんせぇー!

そんなこんなでネットで見つけたデッキリストいくつかをミックスしてこねこねして1回目のメガネオチーム調整会に持ち込んだのですが・・・

勝てへーーーーーーーーーーーーーーん!

何だこの統率者!?
簡単に見えてプレイングめちゃむずくない!?
てかしっかり計算できる人じゃないと使いこなせんやつや!

どないしよ・・・・・・

とはいえそこは楽観的なルルーク
ま、いっか。いっぱい練習すれば使いこなせるようになるでしょ♪

そんな感じで呑気に構えていたのでありました。

じょじょじょじょじょじょじょジョダー!?

ムリムリムリムリムリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2回目のチーム調整会の前に参加者全員の統率者と自分の対戦相手が明らかになりました。

我らがメガネオの対戦相手はベンチウォーマーズ!
そしてルルークの対戦相手は黒音古アオさん!
そしてアオさんの統率者は《統べるもの、ジョダー》!

めちゃくちゃ強い!

いやいやいやいや!無理だが!?><
強すぎるんだが!?

幸か不幸かジョダーはルルークがやっているスタンダードルールでもプレイされることがあるカード。
だからどんなカードか知ってはいた。いや知っておきたくなかった。
こんなん絶望ですやん!!!!

さてそんなこんなで慣れないデッキ調整を進めるルルーク。

だけどどう組んでも攻撃的なスタイルでジョダーの爆発力に勝てるビジョンが見えず・・・・

困った、あたい、こまった

普段は単色デッキ、それも軽量コストのカードでスピード重視のいわゆるアグロと呼ばれるデッキを使ってるんだもん!
アブザン(白緑黒の組み合わせのこと)カラーみたいな複雑なデッキムリだよぉ!!!!!!!
      ↑↑↑
(まあ、あんたが選んだ統率者や、って話なんですけどね)

だいたいアブザンなんてほんとに攻撃の色なの!?
こんなんコントロール(防御重視で最後に逆転する戦術)の色やん!!!!

・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・コントロール?

それはほんの思い付き。
でも確かに手ごたえのあるひらめきでした。

(行けるかもしれない・・・でも・・・)

ルルークには一つの葛藤があるのでした。

ここからはチームメンバーにも話していないお話し。

ルルークはゲームは初心者でもちっちゃいときからスポーツを通じて色んな勝負をしてきました。

そんなルルークの勝負哲学は
攻撃で圧倒すること、駆け引きを楽しむこと

そんなルルークにとって電脳灯争戦で自分のアイデンティティから離れた防御的なデッキは使いたくなかった。

(どうしよう・・・)

そんな葛藤を抱えたままルルークは次のチーム調整会を迎えることになるのでした。

僕、コントロール使う

さてさて2回目のチーム調整会
やはりジョダーに対してサリアとギトラグが真っ向勝負することはかなり厳しいという結論に。

まあそうだよね・・・

調整会まで一人で考えられるだけ考えた。
でもやっぱり無理なんだ。
横並びでもサイズでもがっぷり四つで組みあってしまったらジョダーデッキには勝てない。
それがルルークの結論。
そしてそれにチームの皆も同意してくれた。

だからルルークは色んな葛藤を抱えつつ言ったのでありました。

僕、除去コントロールにしたいと思う

むしろそれしかないという形でこれに対しても皆は同意してくれました。
そして次の発言でチームは若干ざわつくのでした。

僕は後手をとる、というか後手前提でデッキを組んで練習する

メンバー「!?

コントロールの可能性を思いついたときからルルークは模索していた。
このヒストリックブロールは統率者は何度対処されても帰ってくるルール(対処されるたびにコストは重くなる)
だからジョダーを対処し続けると先に手札がなくなり結局いつかはジョダーの着地を許してしまうことになる。

ジョダーの着地を許し、ジョダーを生きて返すとどうなるか?

負けである、基本的には覆せない。

MTGというゲームは基本的には先手有利とされる。相手より早く行動できるし相手より早く強いカードを使えるからだ。

だけど先手のプレイヤーは最初のターン、カードを引くことが出来ない。
一方後手のプレイヤーは最初のターンからカードを引くことが出来る。

つまり後手のプレイヤーは先手のプレイヤーに比べて1枚多くのカードを持ってゲームをスタートすることになる。

先手の利を捨ててでもこの1枚差で勝つしかない。

これが結論だった。

メンバー「・・・・行けるかもしれない、何よりサリアとギトラグを統率者に指定しておいてコントロールデッキを作ってくるというのは相手からしても想定外かも」

ここから
『1枚差で勝つ、デッキトップで勝つ』
というゲームプランにのっとってデッキを作っていくことに

しかしMTGプレイヤーでありながらカードの知識が乏しいポンコツルルークさん。


基本的にこの人ポンコツです

必要なカードを伝えメンバーにカード探しを手伝ってもらうことに
(ほんとにありがとう!!!)

そうしてデッキのひな型が出来た!

デッキ枚数150枚!

いや!多すぎ!100枚構築やって言ってるやろ!!!!

1枚差で勝つというプランにのっとった結果大量のクリーチャー(ゲームの主役になるプレイヤーの盾になったり相手を攻撃する生物)除去カードやゲームを決めるフィニッシャーが大量発生!

ここから何とか頑張ってデッキのダイエット作業

単体除去、全体除去、ゲームを決めるフィニッシャー、
それぞれの枚数を細かく逆算し採用するカードを選定。

だけどルルークには一つの懸念が。

こっちが相手をクリーチャーデッキと読んでるようにこっちも除去コントロールであることが読まれているかも・・・・
相手もこっちの裏をかくようなことしてきたらどうしよう・・・

そんな一抹の不安がありました。

だけどそんなときにチームメンバーのMotoさんが対戦相手のyowatokiさんについてこんなことを

「私は対戦相手のyowatokiさんを信じてる、あの人は絶対にギルド門デッキを作ってくる!」

対戦相手を信じる・・・か
面白いじゃない!

じゃあ僕もそのスタンスで行こう!
信じてるぜアオさん!120%のジョダーデッキを作ってきてくれ!
僕はそれを捌ききって見せる!

最終的なデッキリスト

ここでまたチームメンバーにも話したことのない小話を・・・

僕はMTGをプレイするときに苦手としている言葉がある。
それは
「つじつまを合わせる」
ということ。

時々プレイヤーの間で交わされる言葉であるが炎上覚悟で言うとこの言葉はルルークは苦手だ。

例えば1ターン目、ないしは2ターン目に3ターン目の行動のための布石を打ったとする。
しかし相手の挙動から妨害があることは明白、なのに
「つじつまが合わなくなる」という理由でプランを変えられないプレイヤーがいる。
これは極端な例だけど複雑なゲーム展開の中でこのような状況に遭遇した経験のある方は少なくないと思う。
この考え方が僕は苦手だ。

勝負に置いて大事なのは常に変わりゆく戦況に対してその時々でベストな判断を下すことだとルルークは思っている。
布石を打ったからと言ってその行動をとることが必ずしも正しいとは限らない。もっとベストと思う行動が見つかったり閃いたならつじつまが合おうがそうでなかろうがそうすべきだと僕は思う。

双方のプレイヤーが布石通りの行動をとった場合、ゲームはただのカード捲り合いになってしまう。
極端に言ってしまえばゲームが始まった時のデッキの並びで勝敗が決まっているようなものだ。

お互いが120%を出し合うゲーム展開は確かに派手で勝っても負けても気持ちがいい。
だけどルルークがやりたいゲームはそんな勝負じゃなかった。

自分の力、カードの能力を120%活かせなくてもいい。80%でいい。
その代わり相手にミスをさせ、混乱に陥れ相手の力を70%にまで引き下げて勝つ。それがルルークが大事にしている駆け引きだ。

さて、これは今回のデッキ構築にも当てはまる。

《サリアとギトラグの怪物》を統率者を選んで、デッキをコントロールに寄せるというのはもしかすると「つじつまが合っていない」のかもしれない。

サリアとギトラグの能力を120%活かし、アドバンテージ勝負をする、それが「つじつまを合わせる」ということなのかもしれない。

だけど状況は相手が《統べるもの、ジョダー》を選んだことで状況は変わった。

《サリアとギトラグの怪物》の能力を120%活かすことでは勝てない、僕はそう判断したんだ。

僕が目指すのは矛盾のないストーリーじゃない。
矛盾を乗り越えた先にある勝利なんだ。

捌ききる、相手の力を70%、いや60%まで引き下げて見せる。

チームメンバーには言わなかったけどルルークはデッキ構築の際こんな想いをもって作業をしていたのでありました。

あとは練習あるのみ!

幸いチームメンバーに恵まれ皆、特に眞白井エイドリーダーが色んなタイプのジョダー仮想デッキを作ってくれた。

その仮想デッキを相手にスパーリング。

思った通り先手で始めたゲームの勝率より、後手スタートのゲームのほうが勝率が良かった。

秋鷹先生「ルルークさんの考えは間違ってないと思う」
メガネオ一番のコントロール使いと言ってもよい秋鷹先生からも太鼓判を押してもらった。

1枚差で勝つ
言葉にすると何とも頼りない勝利プランだけど、この言葉に再現性を持たせるためリストは最大限考えたし、あとはプレイング。

チーム練習以外でも個人でラダーに潜って練習をした。

カードの裏目、相手の最速ムーブの想定、全体除去のタイミング、フィニッシャーのそれぞれの強さの評価・・・

チーム調整会が終わった後もやることは無限にあった。

多分一人で100マッチぐらいは回してるんじゃないかな?
ここでその練習の成果をバシッと出したかったんだけど、惜しむべきは最近ハマっているAPEXレジェンズのためにPC負荷を下げたくてトラッカーソフトを起動してなくてマッチ数の記録が出来てなかったんだ(´;ω;`)

30マッチぐらいの時点でチームに共有したルルークのデッキ所感

緊張に打ち勝て!

いよいよ本番。

ここからは少し配信外の話も含むけどメガネオのVCに入った時、メンバーが何やら会話していた。

・・・・どうやら眞白井エイドリーダーが極端に緊張してるらしい。

ルルーク「りぃだぁ!緊張してんの!?」
エイドさん「してるよぉ!」
ルルーク「あははははっはははは!」
エイドさん「笑ってんじゃないわよ!!」

そんなやりとりがあった。
いつも通りのメガネオ。
一見するといつも通りリーダーがおちょくられている光景。

でもルルークは違った。

実は怖かったんだ。

《サリアとギトラグの怪物》を使ってコントロール?しかも後手を選ぶ?
奇をてらいすぎじゃないか?
奇策も奇策、勝てなきゃ駄作。
素直に《サリアとギトラグの怪物》の能力を活かした構築をしていた方が負けた時、言い訳ができるんじゃないか?
これで負けたらただ《サリアとギトラグの怪物》の能力を殺してしまっただけじゃないのか?
これは個人戦じゃない、団体戦だ。
自分の成績がチームの成績に影響するんだぞ。

そんな不安がぬぐえなかった。
だけど緊張しているリーダーを見てメンバーのダイチさんがよく試合前にいうセリフを思い出したんだ。

ダイチさん「自分のほうが強いと思って試合に臨む。そのための準備をしてきてるんだ」

その通りだ。奇策かもしれない。もしかすると裏目を引くかもしれない。全然想定していない試合展開になってデッキそのものが死んでしまうかもしれない。

でも僕たちは勝つための準備をしてきたんだ。

僕は気持ちを強く持つことにした。
「40人以上のプレイヤーがそろっているこの大会で《サリアとギトラグの怪物》デッキで後手をとりコントロールする。この駆け引きはこの場で僕が頂点だ!」

今振り返れば中々にデカい自信の保ち方だと思う笑
いや、その時も我ながらデカすぎだろと思った。だからリーダーのセリフを思いっきり笑い飛ばすことで自身の自信を肯定して不安を吹き飛ばしたんだ。

さあ!試合スタート!

試合の内容はぜひアーカイブを観ていただきたい。

■総合配信

■メガネオ視点配信

■ベンチウォーマーズ視点配信


さてまずは先鋒。
ダイチさんVSねこすけさん
あと一歩まで迫るも惜しくも敗戦。
ホントに惜しかった。エターリのめくれが・・・
しかしこれがマジックザギャザリング

そして次鋒戦。
いよいよルルークVS黒音古アオ!

ダイチさんが負けてしまったため次鋒戦の先手後手の選択権は僕に合った。
もちろんそのことは理解していた。
そもそもどのみち後手をとる前提で練習していたんだから当たり前だ。

ここで一つルルークは思いついた作戦を決行した。
これもチームメンバーに告げずルルークが独断で行った小さく卑怯な作戦である。

後手であることを宣言するとおそらく相手は少なからず動揺する。
大きいか小さいかはさておき、少なからずそれはアドバンテージになるはずだ。

だけど対戦相手はアオさんであってアオさんだけではない。

アオさんだけでも厄介なのにその後ろには4人の巧者が目を光らせてるんだ。

アオさん一人を動揺させたところで他の4人が冷静であればさほど意味がない。

だから僕は運営チャットにあえて書き込んだ。

これ先手後手は僕が選んでいいんですよね?

まずはこのチャットで相手チーム全員の視線をチャットに向けさせる。

運営「そうです!」

全員を動揺させるには全員に《同時に》インパクトを与える必要がある。
時間差があってはダメだ。

運営の返事を待って、ベンチウォーマーズの相手が全員チャットに目を向けたタイミングを想定して

後手で!

と書き込んだ。

これが試合当時はどれぐらい効果があったものかはわからない。
だけどベンチウォーマーズの視点をアーカイブで確認したところ少しの効果はあったようだ。

アオさんは「怖い!」と連呼してたし、メンバーは狙いについて頭を悩ましていた。

卑怯だと思うだろうか?姑息だと思うだろうか?

だけどこれが僕の戦い方、僕の駆け引きなんだ。
相手の実力を下げる、そのためにやれることをやる。

僕は某少年漫画雑誌の主人公じゃない。
相手の力を120%受けたうえで勝つなんてドラマは起こせない。

僕は僕が勝つためのことをやる。
僕は卑怯で姑息なプレイヤーだ。
批判・批評は終わってから受ける。まずは勝つための行動だ。

いざ!

試合が始まった。
僕は予定通り後手スタート。

試合の細かい内容はアーカイブに譲ることとしてこの準備期間を象徴するシーンがある。

複数展開をするため《舞台座一家の料理人、ロッコ》を最大出力で唱えるアオさん

中盤、アオさんは盤面に複数のクリーチャーを並べるために《舞台座一家の料理人、ロッコ》を唱えた。

唱えた瞬間、ベンチウォーマーズのりりぃさんが
もし《マナの税収》※があったら・・・
(※相手に余分のコストを要求し払えなかったら呪文を打ち消す白には珍しいカード)
とつぶやいた。

《マナの税収》によって《舞台座一家の料理人、ロッコ》を打ち消すルルーク

さて、一見するとたまたまルルークが《マナの税収》を手札に引いていてそれがハマった偶然に見える。

その通り。偶然だ。まぐれである。

だけどこの偶然のために出来ることをやった。

一般的に白いカードから打消しが飛んでくるのはケアしない。

そうだろうか?
もしルルークが相手の想定通り先手ゲームでスタートしていたら?
前述したベンチウォーマーズに対して行った小さな動揺工作がなかったら?

ホントに彼らはケアしなかっただろうか?
りりぃさんつぶやきが2秒早かったら彼らは本当に全くのノーケアで《舞台座一家の料理人、ロッコ》を撃っただろうか?

小さな小さな効果かもしれない。
もしかするとルルークがやったことは大した効果を果たしていないかもしれない。
だけど0.000000001%でも勝率を上げられることは卑怯と言われてもルルークはやりたいんだ。

このシーンが勝負の分水嶺だった。

この後はルルークが相手のカードすべてに除去を当て、
「一枚差」で勝利した。

すべてを捌ききった!

果たして満足か?

「対戦相手を信じる」
Motoさんのセリフはとっても不思議だ。
だけどこれほどこのセリフが当てはまった試合もなかなかないだろう。

アオさんは《統べるもの、ジョダー》を120%活かそうと戦ってくれた。
アオさんの構築力・プレイング力があるからジョダーは120%の動きに向かうことが出来た。

だからルルークはコントロールできた。
多分この勝利は2度はないだろう。

だけどルルークは最高に楽しかった!

司会のJIBUさんが総合配信で
完璧なプランニングの上での勝利
とおっしゃってくださっていた。

嬉しい言葉だがプレイしているルルーク本人は余裕なんて全くなかった。
決着図こそルルークに良いものになったものの1枚でも対処を間違えれば負けてしまう。そんな薄氷の勝利だったと思っている。

だけどそんな駆け引きが最高なんだ!

エピローグ

ちょっと書くだけのつもりが結構長くなっちゃった。

さて、ルルークはなぜ今回このような記事を書いたのだろうか?

ただの記録?ナルシストな勝ち語りのため?

もちろんそれもある!

だけど大切なのはこれを書いているこの瞬間まだまだ電脳灯争戦は続いているということなんだ。

実況解説のライラックさん・鳥ッ狩さんが
「ヒストリックブロールは先手を取るもの、そんな固定観念に一石を投じるゲームだった」
と言ってくださった。

過激な言葉になってしまうが、僕は最近のMTG、特にスタンダードがあまり好きではない。

駆け引きというよりはカードパワーが強すぎて結局お互いのデッキの120%の押し付け合い。
少なくともルルークにはそんな風に見えている。
※あくまで個人の感想だよ!!!!上手い人はもっと違う景色が見えてるかもだよ!

だけど電脳灯争戦なら!
ヒストリックブロールなら!

ここでしか見られない駆け引きがある。
そしてその場にもし僕のやったことが一石を投じられていたり、皆の駆け引きをかき乱せたりするのであれば、面白いなって思ったんだ。

この記事を見ているあなたは電脳灯争戦出場者ですか?
もしそうならこの記事によって何か思うことがありましたか?
それとも何にも思わなかった?笑

どちらでも良い。だけどメガネオはもう負けてしまった。

ここからは観戦側だ。自分がプレイの席に立てない以上リスナーとして最高の駆け引きが見たい。

この記事がもしバーチャルプレインズウォーカーたちの駆け引きに影響を少しでも与えられるのであれば頑張って書いてよかったなぁと思いながら筆を置くことにします。

Enjoy!Magic!!!!!!

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