脱ステ記録９

なぜ、前回お話ししたお店の主人とのやり取りが、こんなに私に影響を与えたのでしょうか。

それはおそらく、初めて実際に同じように手の悩みを抱えている人に出会えたからだと思います。

ネットで検索すれば同じような症状の写真を見つけたり、もっとつらそうな症状の方の記事を見ることもありましたが、リアルな世界では、そんな深刻な手の悩みを抱えている人には出会いませんでした。冬場にちょっと乾燥して、クリーム塗らないとガサガサ。ぐらいのお話はよく聞いても、私程、一見してギョッとするほど手が血だらけな人は早々いません(^^;)
実際のところ、お店のご主人も美しい手の持ち主でしたが、話を聞いていると悩みはそっくりでとても理解できました。

私は最初、「この人なら何かいい対処法を知っているかもしれない！」なんて期待がよぎったのも確かです（笑）。本当にそのぐらい、藁にもすがる想いでいましたし、「誰か助けて！いい方法を教えて！」と手詰まり感でいっぱいでした。

その方とは、お互いに良い方法を見つけたら情報をシェアし合いましょうとお話して別れました。

そう、この感じです。
この、"同じように悩んでいる仲間がいる”感覚が、確実に私の背中を押し、勇気づけたのだと、あれから何年か経過した今、強く思います。