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よしなしごと

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色々と考えたり、思ったりしたこと。
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2024年2月の記事一覧

「正しさ」を少しずつ手放してみる

誰もが生きていくなかで、もどかしさだったり、 生きづらさや、苦しさだったりを感じることはあると思う。 わたしの場合は、子どものころから「おとなしい、 聞き分けが良い、しっかりしている」といういわゆる 「良い子」だった。加えて、3つ年下の弟がいるため、 「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい。弟にゆずりなさい。弟の面倒をみなさい」と家族から言われ続け、 そのとおりにすることに必死だった。 まわりの大人たちの期待にこたえなきゃ、と思って 勉強に限らず習い事をいくつも掛け持ちして

「美味しかった」とはじめて伝えられた日。

京都で暮らすようになって6年あまり。 引越してから、喫茶店やカフェがほんとうに多いことに驚きました。 実は長年ひとりで飲食店に入るのが苦手だったのですが(なんとなく緊張してしまうので…)、京都に来てからコーヒーの美味しさに目覚め、喫茶店・カフェめぐりをするのが好きになり、いつのまにか苦手意識が薄れていきました。 とはいえ、最初の頃は「このお店のコーヒーとても美味しいな」「インテリアが素敵だな」と思っても、お店の方に伝えることができなくて、お会計のときに「ごちそうさまでした

日々のともしびとなる言葉

noteに記事を書くことを続けていると、書くことがだんだん楽しくなってきました。 それに比例するように、色々な方の記事を読むのもよりいっそう楽しくなったんです。 わたしが読んで良いな、と思うのは日記のように日々の出来事や考えたことについて綴られた記事。 ひとりひとり、毎日を、泣いたり笑ったり、ときには深く落ち込んだりもしながら生きていて。 その時々に心を動かしている。それがささやかな、他人にとっては何でもないような出来事であっても。 日々の忙しさに紛れて、ともすれば忘れ