お役人様には勝てませぬ

 本日の体重、98.1Kg。昨日比マイナス0.9Kg。2024/4/16のダイエット開始後トータルでマイナス12.7Kgです。おはこんばんちは。

 体重の減少量がしばらく停滞しておりましたが、昨日のエントリーで書いたように、やはりグッ!と下がりました。
 計算では、7200KCal減らす事ができれば1Kgの体重減となるはずです。しかし、現実は数式のように美しくはいきません。2日連続で1Kgずつ減ることもありますし、とっくに7200KCal以上減らしているはずなのにピクリとも変動の無い事があります。

 停滞期の乗り越え方には、2つの方法があるようです。

 1つめは、「今迄と同じダイエット法を淡々と続ける」です。ここで焦ってさらにカロリーを減らすと、体は足りない分を筋肉からケトン体を取り出して充当しようとします。そうすると、筋肉が痩せてしまいます。結果として、基礎代謝が落ちてさらに痩せにくい体になってしまいます。
 じゃあ、と、タンパク質をさらに多めに取ると腎臓に負担をかける事になり、最悪ダイエットそのものが詰みます。
 ならば、と運動を多めにすると、体のどこかを痛めてしまう可能性が高くなります。この点、特に超重量級は注意が必要です。
 何があろうといつも通り、が、最も近道なのです。

 2つめは、「1日だけ、あえてちょっと摂取カロリーを増やす」です。いわゆる「チートデー」です。
 チートデーは通常、好きなものを好きなだけ食べてOK!というように理解されているようですが、そうではないです。チートデーを最大限生かしたいなら、体と心の仕組みを理解する必要があります。
 昨日のエントリーで書いたように、「体は心を騙す」のです。チートデーは、体が心を騙すなら、OK、心も体を騙してやるぜ!という意味です。どういうことでしょうか。
 停滞期とは、体にとって突然訪れた異常事態、ダイエットの場合なら継続的な低カロリー状態ですね、に順応するために備わっている、自動調整メカニズムが発動した結果です。この自動調整メカニズムを、ホメオスタシスといいます。
 ダイエットにおいてホメオスタシスは、体重の5%が失われると発動すると言われております。例えば、私の今日の体重は98.1Kgですから、その5%は
  98.1Kg×0.05=4.905Kg
となります。これを現在の98.1Kgから引くと、ほぼ93.2Kgになったあたりでホメオスタシスのビッグウェーブがやってきて、痩せにくくなる時期が通常1~2週間、最大で1か月続くということになります。
 スマホの電卓アプリで、自分の次のビッグウェーブがどのあたりの体重で来そうかを計算しましょう。その体重あたりまで減量した後、2週間にわたって大きな変動が無いならチートデー実施のタイミングです。
 チートデーには、どのくらいのカロリーまでが許されるのでしょうか。一説によれば、体重1Kgあたり40KCalが上限のようです。私の例では、  
  89.1Kg×40KCal=3924KCal
が上限となります。あ、掛け算の順番問題を私にふっかけないで下さいね!全く興味無いです。
 関西が生んだ庶民派中国料理チェーン、「餃子の王将」のこってりラーメンが597KCal、餃子が346KCal、天津炒飯が858KCalだそうです。これだけ食べても、しめて1801KCal。超重量級は問題なくクリアですね!
 では、体重60Kgの人が上記3点セットを1食で食べると、どうでしょう?チートデーの上限カロリーは
  60Kg×40KCal=2400KCal
となりますから、残りの2食分をたった599KCalで何とかしなければならなくなります。これでは、「好きなものを好きなだけ」とはならないような気がしますよね。このあたり、「チートデー」という語感に少し踊らされ過ぎているような気が致します。それよりも大事な事は、チートデーを設けることによって起きる体の変化を理解する事です。
 カロリーがドドン!と流れ込んでくるために、体は「あれ、飢餓状態を脱したかな?」と誤解して、節約していた消化機能を放出します。そこで次の日からまた平常通りの低カロリー食に戻ると、痩せます。つまり、体を騙してやるのです。これがチートデーの理屈です。
 いや、やりすぎじゃない?本当に痩せるの?と心配のあなた。ぶっちゃけ昨日の私。そういう心配性の方は、「よもぎもち1個」くらいにしておきましょうか。体は、ブドウ糖大好きっ子です。簡単に騙されてくれます。計算上は糖質の量が一気に振り切れますが、停滞期に入ってから1週間経つなら、1個は全然大丈夫、むしろ大手を振って美味しく頂きましょう。
 そして見事に今日の私は0.9Kg減!(空に右人差し指を突きあげるポーズ)今日からはまた糖質を70gまでに押し込める日々を送ります。
 チートデーは、使うタイミングとカロリー上限さえ間違えなければ、効果的といえるでしょう。

 ちなみに、Webサイトには「5Kg痩せるとホメオスタシス発動」と書いてあるものがいくつかありますが、誰かが5%を5Kgと書き間違えたものがそのまま広まってしまったのでは?と思います。
 計算では、5Kgの減量分が5%となる人の体重は100Kg、つまり0.1トンです。しかし2か月で約13Kg減量した、元が110.8Kgだった私の実例ですらそこまで一気には減量できていませんし、最近は約1.5Kg~2Kgの減量でホメオスタシスの小波がどんぶらことやってきます。5Kgまでストンと痩せるという方は実際には極めて珍しく、やはり誤記ではないかと思われます。
 情報を収集するにしても、ある程度の信頼のおける所から収集したいものですね。今回の私のエントリーの情報源は、以下のWebサイトとなります。

 なお、上記は美容外科のサイトで一般のダイエットに有益な情報が満載ですが、脂肪吸引などの外科的痩身術に私はやや否定的な立場だと書いておきます。もちろん、外科的な方法を選ばれる方にも様々なご事情がおありでしょうから、全てを否定するつもりはありません。しかしダイエットの最終目標は「健康に生きる」ためのマインドセットの変容だと、私は考えています。そこを変えない事には、多額の支払いと長期のダウンタイムを乗り越えた金銭的・時間的支出が無駄になる事も充分ありえると私は思っています。

 そうした小さな意地を日常でいくつか張りつつ、今日病院に行きましたらば、お医者様から「厚生労働省から指導が入りましてん、きちんと食事療法と運動療法の指導しなはれいうて」と、紙を突き付けられました。そこには小さく「ウォーキング30分あるいは1万歩」と目標指数が書いてありました。おおお。全国的にお薬が足りない余波が、こんなところにまで。

 というわけで、本日の歩数、9075歩。一週間平均は、2508歩。頑張った!私はよくやった!これ以上は無理ですお役人様ぁ~(むせび泣く)

 このエントリーをお読み下さり、ありがとうございました。あなたの1日が、良い変化の訪れるものとなりますように。

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