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自灯明法灯明 Podcast #18 Lynne Lockieさん Part 3

このPodcastでは、私がスティーブン・バチェラーさんのセキュラーな仏教のプログラムで出会った欧米の方々にインタビューをしていきます。今週は、Lynne Lockieさんの最終回です。(第3回/全3回)

英語+日本語版(逐次通訳)

英語版

Lynne Lockie さん
アメリカ・フロリダ在住のアーティスト、作家、心理療法士、瞑想とマインドフルネスの実践の教師で、瞑想、スピリチュアルな規範・道に則った実践を60年以上続けられています。1959年に鈴木俊隆老師の下で実践を始められ、1964年、サンフランシスコ禅センターで最初に授戒された内のお一人です。その後、ミネソタ禅センター、Chattanooga Center for Mindful Livingの立ち上げに関わられました。2017年からは、New College of Floridaにマインドフルネスを導入されています。

今回のLynneさんのお話から、印象に残ったところを取り上げてみます。

スティーブン・バチェラーさんに興味を持ったのは、私の曽祖父母も同じ苗字だったからでした。面白いと思って本を手に取り、好きになりました。ユング派の理論にシンクロニシティという考え方があるように、私の人生にもそういうことが起きてきたと思います。シカゴで求めていた禅が、転校先のサンフランシスコで見つかったといったことです。スティーブンさんがオンラインで教えられることを知って、本当に幸運だと思いました。参加した皆さんにとっても、サンガに出会うという意味でも、素晴らしい機会だったと思います。なかなか見つからないものです。

いまは毎日、座っての瞑想、歩く瞑想をしています。コミュニティセンターや大学でマインドフルも教えたりもしています。瞑想やマインドフルネスを教えることに加えて、私は絵を描いています。自分の中に湧き上がってくるイメージを描くという創造的なプロセスは、むしろ瞑想に近いと思っています。絵筆をとって、三脚の前で、ゆったりと座って、ただ物事が起こるままにしておくのです。

鈴木俊隆老師には、いつも感謝しています。私の人生には何人かのお父さんのような存在がいたと思っていますが、まさにそのようなお一人です。素晴らしい父親が娘に接するように、いつも敬意を持って接してくださいました。

これまで三週間に渡って、Lynneさんの60年にわたる実践についてお伺いしました。来週は、鈴木俊隆老師との印象に残っているエピソードについて伺います。

参考:スティーブン・バチェラー Stephen Bachelor
イギリスの仏教者、瞑想指導者。初期の経典(パーリ仏典)に遡り、仏法(Dharma)を現代に生かすための再解釈を行なってきた。チベット仏教僧、禅僧としての修行・指導を経て、ヨーロッパを拠点とした瞑想指導を行いながら、1980年代から、欧米におけるセキュラーな仏教(宗教性のない、世俗的な、時代にあった仏教)を牽引している。邦訳に、ダルマの実践(四季社、2002年)、藤田一照訳(原著:1998年 Buddhism without Beliefs - a contemporary guide to awakening -)がある。

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