明日死ぬとしたら?

あなた音楽する人でしょ?

初対面の人からこの数年ぶ、何度言われたことか。

ピアノの練習ができてない後ろめたさもあり、
「少し前までは。」
と答える日々。

「所作でわかったわ。」
とか、

「あなたが入ってきた時から、ずっと音楽が聞こえるのよ。」
と言われることもあった。


才能があるわけじゃないから、
特にピアノは練習しないと弾けるようにならない。

一日3〜4時間は練習時間を確保できないと、
まとまってこない。

だから2年ぐらいは時々思い立った時に暗譜できてる曲を
気まぐれに弾くぐらいだった。


先週バイオリン弾きの友人のコンサートを聞きに、
家から20分ほどのサロンにいった。

そのサロンのオーナーは歌う人。

よくわからないまま気づいたら、
「わたし歌のべんん今日ずっとしたかったんです。」
って言ってた。
そして、レッスンの約束まで。

中学生の頃歌のレッスンに行ってて、
高校に上がるタイミングで歌からピアノに切り替えた。

それ以来歌は全くやってなかったのに、
最近は歌の勉強をした方がいいきがして仕方なくて。

五日勉強したいなと思いつつ、
どうしても仕事に直結することが優先になるから。

先週の半ばから奇妙な体調不良が続いてた。
不整脈みたいな脈の乱れ。
呼吸が苦しくて圧迫されてるような感じ。
座ってることもままならないぐらいのめまいとか・・・。
ほとんどの時間を寝て過ごした。

病院に行かなきゃいけない質の体調不良ではないことも
感覚的にわかってた。

「明日死ぬとしたら何したい?」

「音楽」

リアルと夢の間で、
そんなやりとりを何度かしていたような気がする。

「この隊長のまま、レッスンにくの?」

そんな葛藤がありながらも、
行かなきゃっていう気持ちの勝利。

声を出し始めると、脈が乱れる感じとか
呼吸が苦しい感じはピタッとなくなる。

「ああ〜。」

家に戻ってからもやっぱり、音楽の練習を始めると
体が整う。


どうやらそういうことらしい。



高校生の頃に買ったイタリア歌曲集の楽譜を常に手元に置いて、
休憩の時には声を出したり譜読みしてる。


そういえば受験の時もピアノで受けて不合格になった大学から、
歌とピアノ半分ずつのコースで再受験しませんか?
って声をかけてもらったんだっけ。

久しぶりにそんなことを思い出した。

明日死ぬとしたら、
何をしますか?

いただいたサポートは、教材の購入や点訳費用、活動費に使います、それらを通して得た情報や経験はNoteを通して皆様にお伝えしていきますのでお楽しみに!!