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#09|ゆっくりゆったり離乳しよう!無理しない"混合離乳食"育児のススメ ~イントロ編~

こんにちは。ii-mono.e(イイモノドットイー)オーガナイザーのいとうです。

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ママが最もツライのは「産後1か月」?!

ちょっと前のデータになりますが、2018年国立成育医療センターによるこんな発表をご存知でしょうか。

出産後1年未満に死亡した女性について分析したところ、自殺が92人で最も多く、次いでがんが70人などでした。
自殺した時期をみると、出産後すぐの1か月ですでに10人で、その後も続き、9か月で13人など、1年を通して起きていました。


こちらのグラフは、自殺した母親の産後月ごとを表したもの。

これらの数値の背景に「産後うつ」を切り離して考えることはできないとは思うのですが、ひとつ気になることがあります。

産後うつのピークは「産後2週間から1か月」と言われているのに対して、上のグラフでは、産後9か月がピークであるということです。

毎年データを取ればこのデータの相関性にも変化はあるとは思いますので一概には言えませんが、、、

それでもやっぱり声を大にして言いたい。

「産後うつ」がピークアウトしたら、ママの精神的負担は軽くなっていくわけではなく、そのあとは「育児うつ」または「育児ノイローゼ」に陥ってしまうケースが珍しくないということ。

そして、慣れない育児を毎日死に物狂いでこなしているママに、

「私はうつ(ノイローゼ)なんじゃないか」なんて自分を振り返ることができるほどの余裕なんて無く、

もしかしたら本人ですら自覚せずにただひたすら毎日、小さな命と向き合っているということ。

要するに、「産後」だけがフォーカスされているような気がするのですが、母親当人にとっては、妊娠したそのときから、体調の変化も精神的なプレッシャーも子育ての悩みも、その内容は子どもの成長段階に伴って異なっていっても、子育てにおける不安定な心の状態は、ずっと連続して続いているということなのです。

だから、「ピーク」がどこか?っていう視点では物語れないことだと思っています


「離乳食期」と「母親の精神的負担」の関係

私が息子を出産した2019年時点では、4か月検診の際に、離乳食のスタートは生後5か月くらいから、というガイドが自治体からありました。

生後4か月というのは、首が座ってきて(息子の場合はまだ完全に座っていませんでした)授乳中心の生活リズムにも慣れてきた頃。まるで、ひとつクリアした途端に、難易度がアップした新ステージへ否応なくご招待いただくような気分(笑)

離乳食の期間とは、生後半年前後から幼児食へステップアップするまで、半年から1年くらいかけます。

この離乳食の流れをさきほどのグラフにあてはめると・・・

母親の精神的負担のボリュームゾーンと離乳食期って、めっちゃかぶってる!

実は私自身、息子が生後8か月のときの育児が一番きつかった。
そして、たまたまグラフ通りですが、一歳になったときに「少しラクになってきたな」と感じていたのを覚えています。

生後8ヶ月のときのことは、いまでもトラウマのように残っていて、息子がぐずるとあの時の光景や気持ちがフラッシュバックしたりします。

当時の息子の成長段階としては、つかまり立ちができて、高這いで移動ができて(息子はハイハイしなかった)後追いが激しくて、昼寝の時間も短くなってきて、その割に、夜は4時間おきに起きる(8ヶ月目の1ヶ月は一時間おきに夜泣きの毎日)、そして、そろそろ離乳食が軌道に乗ってこないといけない、そんな時期でした。

すべてがつらかったんだけど、何よりも離乳食がつらかったな・・・。

だって、ほとんど「食べてくれなかった」んです。


他人の離乳期と我が子の離乳期は必ずしも一致しない

離乳食準備のために当店をご利用されるママは多くて、ご感想を寄せてくださるママからは「離乳食へテンションをあげたくて・・・」っていう言葉をよく見聞きします。

そう、「離乳食」って、子どもがいよいよごはんを食べる第一歩になるので、記念&想い出がたくさんできるビッグイベントである一方で、ママにとっては希望半分不安半分で、結構気合いれなきゃって思うものなんですよね。

事前にいろんなサイトの離乳食レシピを見たり勉強したりして、

「パクパク完食しました!」っていうのを見ると、
「これならウチの子も食べてくれるかも!」って期待を込めて作ったりしても、必ずしもパクパクと食べてくれるわけではないのです。

ちなみに、パンを使った離乳食や幼児食って結構多いですが、我が家の息子がパンを食べられるようになったのは2歳半で、ごく最近ですよ( ˘︹˘ )

結局のところ、離乳食の進み具合っていうのは、子どもによりますよね。

だから、他人の子と、時期も順序もやり方もぜ~んぶ違っていていいのです。

「我が家の離乳スタイル」をそれぞれのご家庭で見つけられたら、それがベストだと私は思うし、なによりも、母親本人にかかる精神的負担が劇的に軽くなると思うのです。


『ゆっくりゆったり離乳しよう!無理しない"混合離乳食"育児のススメ』で伝えたいコト



この内容、端的に言ってしまえば、何もかもうまくいかなかった私の離乳食記です^^;

何度も何度も「私って、こんなにできない母親だったんだ」と泣いて過ごした暗~い時期のことです(笑)

これから育児をされるママが「そんな育児もアリなんだ」、「ちょっと気がラクになった!」なんて感じてもらえたら、と思っています。

そして、子育ては「持続可能な範囲でやること」をオススメします。

我が子のために頑張りたい!って思う母心は、うまくいくときはいいけれど、特に離乳食期は、離乳食以外の育児においても、結構大きな成長期ですから、慣れないことが次から次へとやってきます。

だから、ホントにちょっとしたキッカケで、急に電池切れになってしまうことがあるのです。

太陽光発電のように充電しながら、皆さんにとっての「我が家らしい離乳期」を見つけるヒントになればと思います^_^


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