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旅行先の美術館でゆっくり絵を見て感じたこと
先日、急に2連休になったので、無性に何かしたくなった私は思い付きで伊香保に行ってきました。
実は伊香保は初。
そもそもコロナの流行る前までは、仕事を休んでどこかに行くと考えたことがなかったので、用がなければ月2、3日しか休んでませんでした。
予約を断ってまで、自分が遊ぶのが許せなかったんですねー。
薄利多売ってやつですね笑
価値観は変わるものです。
旅行行く方はお分かりかと思うのですが、地方の観光地や温泉地に行くと、マイナーな美術館やら博物館があるんですよね。
というわけで温泉ついでに伊香保の美術館へGO!!
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ちなみに行ったのは伊香保 保科美術館ってところです。
入場料は1,000円。
HP見たの一言で200円引きになります。
(旅館によっては割引券おいてたりするかもですね)
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ど平日の寒い季節という事もあって、お客さんが私しか居ない笑
本当の意味で貸し切り
館内はかなり寒いのと、絵の保存のために暗めなので、体感的により寒く感じますので、夏以外は暖かい格好でどうぞ。
伊香保 保科美術館は群馬県渋川市の伊香保温泉にて、大正・昭和時代の芸術家 竹久夢二、小林かいちの作品、昭和・平成時代の芸術家 友永詔三の作品を展示しております。
館内は6つの展示室に分かれており展示室毎に竹久夢二、小林かいち、友永詔三の作品展示、日本画も小泉智英・松本哲男・佐々木曜の屏風が展示されております。
展示室の他に広大な三国連山、谷川岳、小野子山、武尊山、子持山、赤城山など上州の山々と隣県栃木県の男体山、日光連山の風景をパノラマで見渡せる展望休憩室に竹久夢二や小林かいちのグッズを販売しているミュージアムショップがございます。
最近気がついたのですが、1人の作家さんより沢山の作家さんの絵が並んでる展示会の方が好きなんですよね。
正直お目当ては竹久夢二だったので、近くにある竹久夢二記念館で良いわけなのですが、上記の理由から、こちらの美術館を見てみることに。
室内は写真撮影が出来なかったので、ネットからいくつか画像を拝借しつつ書いていきたいと思います。
小林かいちの当時の封筒等の販売物が並んでいたり、モダンでポップなデザインに心惹かれつつ
竹久夢二のよくみると女の子の系統がバラついていても、ちゃんと夢二の絵だと分かるのにモデルのそれぞれのお顔が好きだったのかなーと。お顔の違いを楽しんでみたりして思いを馳せつつ。
意外と良かったのか、プリンプリン物語の人形作家、友永さんのお人形のコーナー。
世代じゃないのでみたことないのですけどね。
不思議な頭身の人形の妖艶な美しいさ。少し怖さも感じつつ、滑らかな質感にうっとり。
東京に個人美術館もあるそうなので、そのうち訪ねたいですね。
何より良かったのが。
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この大きなタージマハルの絵が個人的に好きでした。
座ってゆっくり鑑賞してたのですが、まるで吸い込まれるかのような絵で。
みていると、写った水面に私が静かに歩いている様な気分になって、タージマハルの中に入ろうとしている感覚がありました。
写実的な絵だし建物の絵なので、正直そういう絵って写真でもいいんじゃない?って思う部分はあったんですが
絵は空気感を描くことができる。
あらためてそう感じることができたのでした。
どこかで写真の発達と共に、絵よりも美しくなってしまうことがあったり、AIの出現によってますます、絵って描く人がいなくなるのかな。
と考える事もあったんです。
もちろん写真が空気感が無いと言ってるわけでは無いですよ。
とる人間が取れば出ますし、モデルが醸し出す雰囲気をそのまま載せる事だってできると思います。
ただ、より空気感や雰囲気が出るのかなと思うのです。
この絵が特別というより、1人でじっくり近くで見たり遠くで見たりできたのは大きかったと思います。
それは都内で見るごった返した中で見る有名な絵よりも、1人でゆっくり過ごしながら絵と向き合える方が私には響いたというお話なのです。
例えば動物も、実物の可愛さには敵わないんだから、写真でいいんじゃ?
って思うところもあったんですが、
描いた人から見る目線の可愛さを描けるのは、絵だからできる事なのかも知れない。
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そんなこんなで、改めて私目線で描く形を表現していっていいんだなと絵を通して感じることができ、私にとって行く価値のある旅になりました。
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私というフィルターを通してみる世界を描くことができたり、表現すること。
見えないものすら、そこに描けたら素敵ですね。
その感情を知らなくても、感覚を共有できる手段だとしたら嬉しいことです。
ちなみに余談ですが1番良かったのが、美術館の2階から見える実物の山の景色でした笑笑
今日も最後まで見てくださってありがとうございました🍀
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