Ruri Munekage

田舎に住みながら、フルリモートで都内の出版・セミナー会社に勤務。海外講師担当としてオン…

Ruri Munekage

田舎に住みながら、フルリモートで都内の出版・セミナー会社に勤務。海外講師担当としてオンラインセミナーの企画・PR・セールス・運営の仕事をしています。日々の仕事や日常を通じて感じたこと、新しい時代の価値観や働き方、ライフスタイルなどを綴っています。

マガジン

  • 新しい時代を軽やかに、楽しく、働く

    流れに逆らわず、「自分らしさ」というどこまでも自然な流れに沿った、働き方やあり方について書いています。よりよく働くことはよりよく生きること。無理や我慢、嘘や繕うことをやめて、あるがままにリラックスしながら、お仕事を楽しむためのブログです。

最近の記事

  • 固定された記事

目に見えないものの価値

価値とはなんだろう。 ものについている値段はわかりやすい。 けれど、たとえば 「あなたの文章が好きよ」と伝えてくれることや、 「ひたむきに努力する姿を尊敬してる」と褒めてくれること 「もっとこうしたら、すごく良くなるよ」と指摘してもらうこと。 それら、見えないものの価値に関しては、普段どれだけ気づけているだろうか。 私も、人から無条件に与えてもらうことがある。 私の書いたものを読んでくれて、好きだと言ってくれる人。 お誕生おめでとうと言ってくれる人。 「その気持ちわ

    • 旅の記憶②四国ローカル列車の旅

      学生の頃に一度だけ乗ったことがある、予土線に乗る。 高知から出発し、四万十川に沿って進むワンマンで一両の列車。 山の新緑の中を、颯爽と走り抜けていく。 宇和島駅で予讃線に乗り換えると、やがて海沿いを走る。 この景色が見たくてたまらなくなり、 旅をしにきたのだ。 列車からぼんやり海を眺めていると、ふいに父のことが甦った。 亡くなる前日に、母の作ったちらし寿司を食べ、 「ああ、美味しかった」と言っていたという。 もう20年も前の話だ。 私は当時高知に住んでいたから、

      • 旅の記憶

        いざ、こんぴらさんへ 大学生の時に来て以来、20年以上ぶりのこんぴら参り。 本宮までの階段は785段。 前回は友達と缶ビール片手にのぼったけど(若いって恐い😱)、今回はシラフで。(あたり前!) 改めて訪れたこんぴらさんは、記憶していたよりも遥かに立派で、どこまでもおごそかで、いのちすべてを包みこむようなあたたかさを湛えている。 琴平駅に降りたった瞬間から、こんぴら参りの長い歴史や、人々の想いのたけを感じて、心をつかまれる。 江戸時代は庶民の憧れの地だったそう。 香川

        • 「生」と「死」によって燃えあがるいのち

          先日、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で北海道の羊飼いの酒井伸吾さんが取りあげられていました。たまたまテレビをつけただけなのですが、そういう時こそ自分が観た方がいい番組をやっていたりしますよね。 思わず引き込まれ、食い入るように観て、涙しました。 その地に足のついた生き方から、多くを語らずとも真実のメッセージがどっと溢れてきて、触発されまくったのです。 酒井さんの牧場では、羊の出産も行われるのだけれど、産まれてくる子羊の死亡率は5%ほどなのだそうです。通常は平均1

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        目に見えないものの価値

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        • 新しい時代を軽やかに、楽しく、働く
          31本

        記事

          息子の恋・メンターの愛

          息子の恋の相談にのったりする、そんな母はちょっと気持ち悪いだろうか。 とはいえ、相談内容は決して息子がその子とうまくいくためのものではなく、自分の揺れる気持ちが一体なんなのかを把握したくて、吐露しているようなものだ。 気になっている女の子に、他の男子がちょっかいをだしているところを目撃し、地味にショックを受けている息子。 別にその子は自分の彼女でもなんでもないし、 その男子のことが好きかどうかなんて未知数だけど。 そういう些細な出来事にも心が動揺するのが、恋というものだろ

          息子の恋・メンターの愛

          人の心に残る声

          「鬼滅の刃」劇場版から受け取ったインスピレーションが覚めやらない。 これだけ多くの人の心を掴み、物語に巻き込んで、社会現象化する作品の持つ力・影響力たるや。 こちらも社会現象化の兆しのあるアイドルグループ「NiziU」のプロデューサーのJYP(パク・ジニョン)さんは、アーティストに大して常々「社会にポジティブなエネルギーを届ける存在となること」と言っているのだとか。 そう、社会現象化の根底には、 メッセージを発しようとしなくても、 気づきを与えようとしなくても、 その存在

          人の心に残る声

          「私を信じろ」よりも、「私は信じる」に響く

          「鬼滅の刃」劇場版を観に行ってきた。 漫画で読んで、しかも何度も繰り返し読んでいるので、内容は全部知っている。それでも、劇場で涙腺が崩壊する不思議。 ティッシュを箱で持っていって正解だ。 なんなら、隣の人にもあげられた。 「おばちゃんみたいだからやめなよ」 と一緒に行った友人が笑いながらたしなめてくれた。 友よありがとう。だが、私はもうレッキとしたおばちゃんだ。 ハラハラする戦闘シーンが多いのと、 感情があまりに揺さぶられる展開なので、 見終わった頃には、自分もまるで鬼と

          「私を信じろ」よりも、「私は信じる」に響く

          旅によばれる

          秋の気候の気持ちよさと、GoToキャンペーンのお得さに誘われて、京都奈良でひとり旅を敢行中。 貴船神社の帰りに、寄るつもりのなかった鞍馬山(鞍馬寺)についうっかり踏み込んだら、めっちゃ上りがきつい。。 結局トータル1時間以上かかるガチな山道だったという。 泣きたい気持ちとはウラハラに、膝が笑っている。 これじゃまるで修行。瞑想にはもってこいだけど、命の危険も感じた。 山中で汗だくになりながら、 「親知らずを抜いたばかりで、激しい運動はしちゃダメってお医者さんから言われて

          旅によばれる

          転職して得られるもの

          今年の2月に前の会社を退職して、今の会社に転職した。 以前は広告代理店で、今は自己啓発のセミナー会社。 業界が思いっきり違う。 自己啓発業界は大好きで、自分の居場所だと感じる。 ようやく自分のしっくりくる居場所を見つけられて、とてもうれしい。 広告業界は自分の居場所ではないとはっきり自覚しているから、辞めたことに全然後悔はない。 それでも、前職にあったもの、なかったもの。 今の仕事にあるもの、ないもの。 それをある時点で振り返って、 回収することはとても大事だと感じてい

          転職して得られるもの

          心が動くモノ選び

          新しいドライヤーを買いにいった。5千円くらいかしらと思って行ったら、それはもう様々な機能や機種があり、安いものは3千円くらいから、高いものは実に3万以上もする。一時期話題になったマイナスイオンはもう古くて、いまはもっと強力なイオン的なものが出ているらしい。 ドライヤーってなかなか壊れないし、うかうかしているとそのまま10年くらい使い続けてしまう。その間にこんなにテクノロジーが進化していたなんて。すっかり浦島太郎だったことに、竜宮城(=ヤマダ電機)に行ってから気がついた。

          心が動くモノ選び

          いい仕事=楽しめる仕事

          仕事は、それが生活のためであれ、 ライフワークであれ、 家事であれ、 1日のうちの多くの時間を費やすもの。 だから、仕事を楽しめるかどうかは、 個人の幸福度に大きく関わる。 とはいえ、楽しめないからといって悪いわけでもなんでもない。 「自分を楽しませてあげる」と決めることが、実は一番ハードルが高いのかもしれない。 私たちには、「嫌なことを我慢してする=勉強や仕事」という方程式が、これでもかというほど刷り込まれているから。 ⌘ それでも、いい仕事とは、楽しくなされた

          いい仕事=楽しめる仕事

          気になる。そして、追いかける

          昨日久しぶりに友人に会って、 衝撃を受けた。 なにがって、彼女が自分の「気になる」を 追いかける、そのフットワークの軽さに。 100万のセミナーでも 気になったら参加するし、 自分の才能についても 「それがなにか知りたい!」と感じたら、 すぐに必要な行動をとって、掴みにいく。 そしてそれが、ガツガツした感じもなくて、 かっこつけてもいなくて、ごく自然。 自分の心の声に正直で、 そしてすぐに行動に移す、その潔さ。 普段慎重派で、石橋を叩いても渡らない 守りが堅いタイプ

          気になる。そして、追いかける

          リーダー達が持つもの

          先週末のオンラインセミナーでは、ハプニングの連続。 アメリカ人の先生の音声が途切れまくって、通訳さんの声はハウリングし、もうカオス・・。昨日テストした時には、まったく問題がなかったのに。 通信障害で先生がログアウトしてしまい、10分たっても状況が一向に改善されず。その間スタッフである私はどうやって間をもたせようかとハラハラし、受講生の反応も気になって、なんとかしなきゃと焦り、でもどうしようもできなくて気弱になり、無力感が湧いてきた。 苦し紛れに、その気持ちをそのままシェ

          リーダー達が持つもの

          勝ち負けよりも、バランスが大事

          win-winで仕事をすることが、本当に大事だと感じている。 でも、何をwinするかは選ばないといけない。 ちょっと前までは、「人から認められる(ひいてはお給料があがる)」とか、自分の価値を証明するために、がむしゃらに仕事をしていた。 数字的な結果をだすのもそう。そうすることによって、価値証明したかった。実際、評価もされた。 でもそれって、自分の価値基準を、外側にあるものに委ねてしまっていたのだと、いまならわかる。 あの頃の私を思い出すと、「誰か私のことを認めてよ!」とい

          勝ち負けよりも、バランスが大事

          よりよいサービスは、よりよい人生に繋がる

          今朝、お客さんからお礼のメールを受けとった。 それは、彼女が「セミナーに参加していても、ZOOMの使い方がよくわからずに不安」と以前言っていたことがあって、それに対応したことへのお礼だった。 彼女のようにおとなしいお客さんから、この「不安」や「不便」を引き出すのは案外難しい。というのも、「できない自分が悪い」と感じているため、なかなかそれを外に向かって表現しないから。 お客さんのなかにある「不安」や「不便」には思いがけないビジネスチャンスが潜んでいて、それを解決すること

          よりよいサービスは、よりよい人生に繋がる

          もっとチームに頼っていい。世界は優しいから

          目の前の課題や困っていることを 自分ひとりでなんとかしようとしてしまう時。 そこには、 誰にも迷惑をかけたくないとか ダメな奴と思われたくないという気持ちが潜んでいるがために、 がんばり過ぎていたり ひとりで重荷を背負いこんでいたりする。 でも、それだといつか苦しくなってしまうから。 だから、ひとりで抱えていると気づいた時には いつの間にかできている、自分のなかでのこんな紐づけを変えてみる。 頼る=相手に迷惑をかける ではなく、 頼る=「あなたの力を信頼している」

          もっとチームに頼っていい。世界は優しいから