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不登校生徒対応での気付き

不登校生徒への対応は校種によっても異なる。以下の話は高校での話。


クラスに不登校生徒がいなかった年はない。
初任校2年目で担当したクラスもそうだった。田舎の16人しかいない、クラス替えのない学級だったが、2年次に3人退学してしまった。1年目の初担任は何も出来なかった。

3年生になり、同じクラスを持ち上がり。
別の生徒が不登校に陥った。理由は不明。
1cmが何mmか分からないような、学力的にも相当しんどい生徒。
一学期のうち3日しか学校に来れなかった。
履修に必要な出席日数はギリギリ。
一学期中はもちろん、夏休み中も何とか本人と親を交え、何度も何度も家庭訪問を重ねた。

二学期になり、始業式以降、なんと一日も休むことなく走り抜けた。

就職を決めて、卒業してくれた。

ここでの気付きは「一学期間まるまる休んでも進級・卒業することは本人次第で可能なんだ」ということ。

この経験があるから、不登校には焦らず、焦らせず、時間をかけてじっくり対応できるようになった。

11年間担任を経験し、クラス替えのない持ち上がりで231231の最後の6年間、毎年不登校生徒を抱えながら退学生徒を出さなかったのは密かな自信。

これまで実践してきた不登校生徒への対応事例はまた別記事で。

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