2020年シーズン 千葉ロッテマリーンズ選手別通信簿①
ということでやっていきます。今年のそれぞれの選手を評価する通信簿。
(本当はCS終わった日に書き始めていたけど色々あって面倒くさくなってたのは秘密)
まずは野手から。鳥谷〜田村の12選手を評価していきたいと思います(主観なので参考程度に…)
鳥谷敬
42試合 .139(36-5)0本 6打点 0盗塁 出塁率.205 OPS.400
評価・55点+α(D+)
はい、ベテランの鳥谷です。
成績ははっきり言ってイマイチですがそれ以外のところで大きく評価しました。なので特別に凝った説明をしましょう。
①チームの雰囲気を変える
鳥谷がいなかった2月のキャンプ、主に福田秀平、福田光輝、佐藤都志也などと言った新加入組ぐらいしか目立った声出しなどをしていませんでした。
しかし加入後の6月の練習試合では鳥谷の効果か井上や中村奨吾などと言ったレギュラー組がどんどん声出しをするようになりチームの士気を上げてくれました。
②安田の成長
鳥谷抜きでは安田はここまで伸びなかったと思います。勿論マーティン、井上、鳥越コーチなどと言った人たちも大きい効果ですがメンタル面での心強さは段違いでしょう。
③複数ポジション守る
これは成績面にも含まれますが使いやすかったです。元々3/20開幕予定の時に三木、平沢の2人が怪我をして加入しました。そこに複数ポジション守れる鳥谷が入ったのは大きかったですね。
グッズの売り上げも含め、1600万で期待以上の働きをしてくれたと言っていいでしょう。
荻野貴司
53試合 .291(203-59)1本 10打点 19盗塁 出塁率.370 OPS.759
評価・77点(B+)
チームを代表するリードオフマンとして頑張ってくれましたが約2ヶ月の長期離脱がありました。それが評価を下げた一因ですね。
しかし彼がいなければ2位という立場ではなかったでしょう。
僕的にはまだまだ全盛期だと思っているのであの2年ぐらいは主力として頑張って欲しいですね。
清田育弘
70試合 .278(180-50)7本 23打点 0盗塁 出塁率.363 OPS.829
評価・78点(B+)
開幕先は「去年で力を使い果たしたか」と思ったが結果的に欠かせないベテランとなった。
安田などの若手が打つと自分のことのように喜ぶ姿などを見るとチーム生え抜き野手最年長としての自覚があったことが分かりますね。
成績面でも代打やスタメンと幅広く活躍。安田に代わって4番を任せられた時にはバッチリと仕事をし全打順本塁打も達成。
また、CSでも高打率をキープし「お祭り男」の存在感をアピールしてくれました。
(追記・コロナ禍で遠征先でも不倫相手と食事して虚偽報告してコロナの感染源になった可能性もあるので10点です。一応こいつのせいで優勝、CS突破消えたかもしれないけどこいつのおかげで2位に入れたので)
藤原恭大
26試合 .260(96-25) 3本 10打点 4盗塁 出塁率.301 OPS.707
評価・83点(A)
コロナによる離脱者が出たときの緊急昇格組の1人となった藤原。
昇格後初試合こそ高部にスタメンを譲りましたが2戦目からスタメンでの出場機会が多くなりました。
チームの救世主と言っていいでしょう。新人王に複数票が入っていましたがそれだけの活躍はしてくれました。
2本の先頭打者本塁打、CS出場へ王手をかける本塁打に「スター性」を強く感じました。
また、CSでも同じ若手の安田と共に躍動していたので来年が楽しみで仕方がありません。
角中勝也
84試合 .244(217-53) 2本 15打点 2盗塁 出塁率.332 OPS.673
評価・60点(C)
4年に1度の首位打者年でしたが残念ながら3割に乗せられなかった角中。
時々勝負強い打撃等を見せてくれましたがやはり「角中勝也」としては物足りない。
来年は代打兼DHで.280は打って欲しい。
これは角中に限らないがコロナによるベテラン勢の離脱は痛かったのでベンチでの盛り上げ役としても期待したいですね。見る限り人望はかなり厚いので。
藤岡裕大
106試合 .229 (314-71)4本 33打点 8盗塁 出塁率.309 OPS.624
評価・66点(C+)
レギュラーとして出場し続けましたがやはりそれは‘対抗馬がいなかった’から。怪我なくシーズンを過ごせたことは評価できますがやはりもう1レベルアップして欲しい。
しかし勝負強さは光っていたようにも思える。
結婚して守るものができた。
そして来年はエチェバリアや小川、怪我から復帰の平沢なども争いに入ってくるので彼の奮起に期待しますしょう。
安田尚憲
113試合 .221(393-87) 6本 54打点 2盗塁 出塁率.326 OPS.647
評価・70点(B)
7月の途中から4番に抜擢されると日々成長が伺えた安田。
成績には見えない‘光るモノ’がありました。
コロナで離脱者が出た10月は不調になったが11月には下位打順ながらも調子を取り戻してきていた。そしてCSでは千賀からホームランを放つなど、来年以降に大きく期待がかかる活躍をしました。
来年は.250 20本 GG賞を取って欲しいですね。
福田秀平
62試合 .219 (204-44) 5本 19打点 3盗塁 出塁率.276 OPS.629
評価・60点(C)
OP戦、練習試合(3月〜4月、6月)共に絶好調だった中、開幕前の最後の試合の死球で出鼻を挫かれました。
要所要所で活躍はしてくれながFA戦士としてロッテに来たので来年以降は活躍してもらわないと困ります。
シーズン終盤は元ホークスで勝ちを知っている人間としてのメンタル、チームのまとめ役として存在感を見せてくれましたね。
中村奨吾
120試合⭐︎ .249(422-105) 8本 49打点 6盗塁 出塁率.341 OPS.706
評価・76点(B+)
今シーズンも全試合出場した奨吾。それだけで高得点なのですが打撃面で期待を裏切ってしまいました。
8月ごろには打率3割近辺をキープしていましたがそこからの失速がかなり痛かった…
セカンドの選手として見るなら並以上の成績ではあるがやはり彼に期待したいのは「.290 20本 15盗塁」といったような成績だろう。
来年は新キャプテンとしてしっかりと打撃でも存在感を見せGG賞を奪取して貰いたいですね。
加藤翔平
22試合 .300(70-21) 0本 3打点 3盗塁 出塁率 .380 OPS.780
評価・75点(B+)
レスキューの如く現れた加藤翔平。なぜ今年活躍できたかは別のnoteで考察するかもしれません。
荻野、福田秀平が離脱している最中に完璧に穴を埋めてくれた。彼の活躍がなければあの期間で失速していたし藤原などが先倒しで昇格していて中途半端な結果になっていたかもしれない。
開幕前に言われていた「中堅外野手の頑張りが大事」を達成してくれた選手だ。
誰だ、鈴木Die恥の人的補償になりそうで喜んでいた奴は(すっとぼけ)
平沢大河
56試合 .142(141-20) 1本 10打点 6盗塁 出塁率.297 OPS.489
(2軍成績)
評価・40点(E)
正直残念。大卒1年目の年齢でまだ若いが存在感を見せられなかった。
しかしこの成績が「手術が必要な程の怪我だったこと」というのが逆に安心した。来年はしっかりと直して1軍争いに加わって欲しい。
田村龍弘
92試合 .217(203-44) 4本 23 打点
評価・68点(C+)
腰痛持ちで試合に出れない日もありながら他の捕手陣との格の違いを見せつけた。
だがまだまだ成績はのばせるであろう。
.260 10本、または.280 5本を達成して欲しい。
田村といえばFAが心配されていますね。そのことに関することは既にまとめてあるので是非見てください。
[著者・52ロス]
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