夢日記を続けると気が狂うって本当? 9月9日

夢を見た

 求肥で作られた「ま」が上からぶら下がっている。天井は見えない。空も見えないので、天井が高すぎるのだろう。
「ま」に触れてみると、中になにか入っているような感触がある。チョコレートのペーストが織り込まれているらしい。これは形成された「ま」だ。
 そんなことより、僕は漫画を描かなければならない。三枝の誕生日に行われたサプライズパーティーの様子を、ファンに向けた可愛い絵柄のレポート漫画として仕上げなければならないのだ。そうしないとこの白い部屋から出られない。
 だが、描けない。なぜなら僕はサプライズパーティーに呼ばれていないからだ。だから完全創作のレポート漫画を描くことになってしまって、描けなさと部屋の閉塞感で息苦しくなってしまっている。

近所を歩いた

 弱い雨が降った日だった。一応傘を持って歩いていたが、差さなくても問題ないくらい弱々しい雨しか降らなかった。
 整骨院の先の曲がり角から、大雨に降られたかのようにずぶ濡れの女子高生が現れた。髪が長く、その髪の先端までずぶ濡れだった。
 雨に降られたとはとても思えなかった。誰かに水をぶっかけられたか、水溜りで大いに転倒したのか。
 時折出会うなぜかずぶ濡れの人たちの仲間だろうか。数年前にも晴れているのにずぶ濡れの男性が電車に乗ってきて、隣に座られて半身が湿ってしまったことがある。
 人はなぜずぶ濡れになってしまうのか。今日も解けない謎は増え続ける。

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