見出し画像

肩書きやビッグネームは楽なだけ?

いきなりですが、
あなたは肩書きを気にしますか?
ネームバリューのある経歴が欲しいですか?

私は、派手な学歴もなく、美大卒でもなければ、ネームバリューの無い会社に勤めた後にフリーランスになりました。

だからでしょうか。比較的ネームバリューに敏感でした。「あの人あの制作会社らしいよ!」「あの有名なサービスの会社で働いてるらしいよ!」「この人すごいなぁ...なんだ経歴見て見たら有名美大卒、有名企業出身じゃん。」みたいなこと、沢山あります。

やっぱりちょっと、世間的に人気のある企業に採用されてる(認められている)という事実に羨ましくなってしまう。

けれど現実はしがないほぼ野生育ちのデザイナー。

話は少しずれますが、私は制作会社にデザイナーとして入社した日からデザイナー歴としてカウントしています。当初は、名刺に憧れのデザイナーという肩書きが書いてあり大はしゃぎでした。
(とはいえその後デザイナーとしてやっていくために病みながらも頑張る期間が始まった合図でしたが。😅)

制作会社でデザイナーをしていた頃は、フリーランスに対しても、もの凄くバリューを感じていたように思います。
「個人で仕事するなんてすごい!」「手に職だ!」「家で仕事できるなんて羨ましい」「長年修行しないとなれない選ばれた人の仕事」....そんな風に思っていました。

でも実際に憧れていたフリーランスデザイナーになって思うこと。「名乗るの嫌になってきた。」

「私はフリーランスのウェブデザイナーです」

と名乗ることが嫌になってきたのです。なんで?考えたのですが、肩書きをつけるとそれにしかなれない、それでしかない、それしか価値がないような気持ちになるのです。
私はデザイナーである以前に私であり、人間として生活を営んでいるし、今後デザイナー以外の仕事にも手を出すかもしれない。そう思った時に、デザイナーの私は本当に切り取った一部でしか無いと感じました。

だからきっと私に凄い会社出身だの、有名美大卒だの経歴があったとしても、似たような気持ちになる気がしました。

もちろん誇りも持っていますが、これからの時代、別に何者かをひとつの言葉で表現しなくても良いよなと。そんな簡単に答えなんか出ないよなと。

だから、楽な方に逃げずに私は今日もサバンナのような人生をアクシデントをすり抜けながら、でも楽しみながら進もうと思いましたとさ。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?