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歴代の新潮プレミアムカバー採用作品(2014-2024)

 夏ですね。
 みんな大好き、新潮プレミアムカバーの時期です。

 意外と歴代の採用作品をまとめた記事はなかったので、自分で書くことにしました。
 新潮のプレミアムカバーというイベント自体は2008年から開催しているようです。ただ、あまり遡ると新潮公式サイトの企画ページやTwitterのプレミアムカバー宣伝ツイートなどが見つけられず、そのため正しい書籍名を調べられる自信がありません。

 なので、ひとまずは2014年以降の採用作品、採用作家をまとめておきます。
 集計ミスがあったらごめんなさい、ご愛嬌で許してね。

採用作品

 作家ごとに紹介します。
 作家の順番は、採用回数が多い順、その上で五十音順にしました。

 作家名(その作家のプレミアムカバー採用回数)

 という目次にしてありますが、採用が1回の作家は回数の表記を省きました。


▷太宰治(採用11回)

『人間失格』
(採用回数11回のうちの全て)

▷夏目漱石(採用11回)

『こころ』
(採用回数11回のうちの全て)

▷星新一(採用11回)

『ノックの音が』
『ボッコちゃん』
『マイ国家』
『未来いそっぷ』
『盗賊会社』
『午後の恐竜』
『妄想銀行』
『妖精配給会社』
『エヌ氏の遊園地』
『宇宙のあいさつ』
(10作品のうち『ボッコちゃん』のみ2回採用。あとは全て1回ずつの採用)

▷宮沢賢治(採用5回)

『銀河鉄道の夜』
(採用回数5回のうちの全て)

▷谷崎潤一郎(採用4回)

『春琴抄』
『刺青・秘密』
『卍』
『痴人の愛』
(複数回採用の作品はなし)

▷三島由紀夫(採用4回)

『潮騒』
『金閣寺』
『仮面の告白』
(『金閣寺』が2回採用)

▷遠藤周作(採用3回)

『海と毒薬』
『沈黙』
(『沈黙』が2回採用)

▷川端康成(採用3回)

『雪国』
『眠れる美女』
(『雪国』が2回採用)

▷ルイス・キャロル(採用3回)

『不思議の国のアリス』
(採用回数3回のうちの全て)

▷アーサー・コナンドイル(採用2回)

『シャーロックホームズの冒険』
(採用回数2回のうちの全て)

▷芥川龍之介(採用2回)

『羅生門・鼻』
『蜘蛛の糸・杜子春』
(複数回採用の作品はなし)

▷江戸川乱歩(採用2回)

『江戸川乱歩傑作選』
(採用回数2回のうちの全て)

▷梶井基次郎(採用2回)

『檸檬』
(採用回数2回のうちの全て)

▷シェイクスピア(採用2回)

『ロミオとジュリエット』
『ハムレット』
(複数回採用の作品はなし)

▷トルーマン・カポーティ(採用2回)

『ティファニーで朝食を』
(採用回数2回のうちの全て)


カポーティ以降は全て採用回数が1回の作家です。


▷エーリヒ・ケストナー

『飛ぶ教室』

▷小川洋子

『博士の愛した数式』

▷カフカ

『変身』

▷カミュ

『異邦人』

▷さくらももこ

『もものかんづめ』

▷サマセットモーム

『月と六ペンス』

▷サリンジャー

『ナイン・ストーリーズ』

▷サン・テグジュペリ

『夜間飛行』

▷中勘助

『銀の匙』

▷中島敦

『李陵・山月記』

▷フランソワーズサガン

『悲しみよこんにちは』

▷ヘッセ

『車輪の下』

▷マーク・トウェイン

『トム・ソーヤの冒険』

▷向田邦子

『思い出トランプ』

▷メーテルリンク

『青い鳥』

▷よしもとばなな

『キッチン』

▷ライマン・フランク・ボーム

『オズの魔法使い』

▷ロバート・ルイス・スティーヴンソン

『ジキルとハイド』


作品一覧

見づらいかと思いますが、一応目次なしで作品と作者だけを並べたものも置いておきます。これが必要な時も多分ある。たぶん。

人間失格/太宰治
こころ/夏目漱石
ノックの音が/星新一
ボッコちゃん/星新一
未来いそっぷ/星新一
盗賊会社/星新一
午後の恐竜/星新一
妄想銀行/星新一
妖精配給会社/星新一
エヌ氏の遊園地/星新一
宇宙のあいさつ/星新一
銀河鉄道の夜/宮沢賢治
春琴抄/谷崎潤一郎
刺青・秘密/谷崎潤一郎
卍/谷崎潤一郎
痴人の愛/谷崎潤一郎
潮騒/三島由紀夫
金閣寺/三島由紀夫
仮面の告白/三島由紀夫
海と毒薬/遠藤周作
沈黙/遠藤周作
雪国/川端康成
眠れる美女/川端康成
不思議の国のアリス/ルイス・キャロル
シャーロックホームズの冒険/アーサー・コナンドイル
羅生門・鼻/芥川龍之介
蜘蛛の糸・杜子春/芥川龍之介
江戸川乱歩傑作選/江戸川乱歩
檸檬/梶井基次郎
ロミオとジュリエット/シェイクスピア
ハムレット/シェイクスピア
ティファニーで朝食を/トルーマンカポーティ
飛ぶ教室/エーリヒケストナー
博士の愛した数式/小川洋子
変身/カフカ
異邦人/カミュ
もものかんづめ/さくらももこ
月と六ペンス/サマセットモーム
ナイン・ストーリーズ/サリンジャー
夜間飛行/サン=テグジュペリ
銀の匙/中勘助
李陵・山月記/中島敦
車輪の下/ヘッセ
トム・ソーヤの冒険/マークトウェイン
思い出トランプ/向田邦子
青い鳥/メーテルリンク
キッチン/よしもとばなな
オズの魔法使い/ライマンフランクボーム
ジキルとハイド/ロバートルイススティーヴンソン



調べた感想

 星新一の作品数の多さに驚きました。
 『人間失格』と『こころ』は私が知ってる限り毎年見るので多いだろうなとは思っていました。ただ、漱石も太宰もそれ以外の作品はプレミアムカバーになったことないというのが意外でした。

 あと、個人的にサン・テグジュペリのプレミアムカバーのチョイスが『星間飛行』なのがちょっと意外でした。『星の王子さま』じゃないのか。
 もしかしたら2014年以前にやっているのかもしれません。
 ただ、それ以外だと基本はこの作家ならこの作品だよなあ、というところをおさえてる感じでした。調べていて面白かったです。

 あと自分は、海外作家が全然わかんないということがわかりました。名前は知っていても、最後まで読んだことがあるのは『変身』しかなかったです。
 ヘッセの『車輪の下』はまさにプレミアムカバーで買ったのに、半分くらいで置いてあるのを思い出しました。今の私なら最後まで読めるかもしれないから再チャレンジしようかなあと思っています。


 書いてみて、他の人が記事で書いてない理由がわかりました。
 集計よりも記事で綺麗に見やすくまとめるのが難しかったです。(結局この記事も見やすくはないと思います)多分表とかにしたほうがわかりやすいのかな…?

 図と表を使ってわかりやすいnoteを作ろう!みたいな記事を読んで実践してみてもいいのかなあと思いました。難しかった!でも楽しかった!

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