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「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~(第2話)」正直な思いをとことん伝えることで、真実が浮かんでくる

ラストの、今田美桜のミツバチの話がとても強く刺さる感じはお見事の2話。そう、人間界の女性蔑視的な長い展開は、決して自然界の常識ではないということ。そして、現代は自然の摂理で、強制的にできた人間のシステムが壊れつつあるということなのかもしれない。

今回は、人事部に配置転換される今田。前回に続き、仕事を必死でもらい、必死で1日を過ごす。昼は、先輩の江口のりこと地下で弁当。とにかく、上司の石田ひかりに指示をもらうだけの感じだが、パワフルだ。周囲の上司批判は聞くだけ聞くが、自分で確認するまでは受け流す感じはなかなか素敵。皆がこういう意識になったら、いじめなどはおこらないだろう。

今回は、会社人が使う「嘘」の話。会社で行われている話は全てが本当ではない。今回の話のように、早期退職者を決めるような時には、突然それがやってくるから、極秘でそれは進められるが、極秘とは社員に嘘をつくことだったりする。とはいえ、早期退職者リストみたいなものを紙で流すようなことが行われている会社は、まあ、なんか古臭い。

そして、阿佐ヶ谷姉妹、渡辺江里子がそのリストラ候補。仕事はテキパキできないが、部下には慕われる堅実な上司。こういう役だからだろうが、芝居は上手くないのだが、結構似合っている。しかし、いつの間にか認知度高いタレントになってますよね。

石田ひかりが仕切る人事部の、居心地の悪さみたいなものを明確に描いたところに、今田を突っ込んで、走らせるというのは、このドラマの面白さだろう。昨今の会社など、決められたルーティンで動くことを求められ、結果的にその指揮をとる上司は、決められた指揮しか取らないような状況。まあ、数字が何とか出てれば万々歳であり、本質的な働きがいみたいのようなものが、どんどん消えているわけですよね。今田みたいに、そんな働きがいを求める人が多くなれば、仕事の方法も変えられるということでしょうか?色々考えさせられるものがあります。

そして、結構、重要な役に思える、鈴木伸之、ここまでは、今田を胡散臭がっている、自信満々な役柄だが、彼が、今田に協力する日がいつくるのか?は少し楽しみなところ。

また、今田がスカイダイビングで知り合った向井理を今回の最後でやっと見つけたわけですが、向井が何者なのかは伏せられてますよね。こういう脚本は、まあテレビドラマ的には面白い。そして、小木茂光と繋がってる江口のりこが、いよいよ動き出すという感じ。結局、会社に一つの革命を起こすような流れなのでしょうね。そういう、雰囲気がわかってきて、来週は石橋静香のいる、マーケティング部へ。どうなる?

話のテンポの小気味よさに、今田美桜の演技の快活さが上手くはまっている。こういうスピード感ってやはり気持ちいいです。

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