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今こそ、シネコンの名画座化ができないのか?大きな画面でいい音で名作を観たい!

パンデミック宣言で遂にアメリカの映画界もハリウッドも仕事が止まり出した。今日も「ジュラシックワールド」の制作延期というニュースがあった。その前にも007が11月までずれ込み、ディズニーの「ムーラン」は試写大絶賛のニュースがあっても、更なる公開延期らしい。

とはいえ、とりあえずアメリカの興行は客を半減させて行われているらしい。これは日本と同じ状況と見ていい。ただ、ハリウッドの場合、世界マーケットの興行だから、今のヨーロッパの状況では、簡単に自国だけで興行を続けるというわけにも行かないのだろう。自国にいないとはいえ、トム・ハンクスが感染したというニュースはやはり衝撃だった。

そういう背景の中で、日本でも「ドラえもん」や「プリキュア」など春のアニメに関しては延期が決まり、上映未定のままになっている。なんとか4月上旬に生活が戻れば、GWにそれらを持っていくということもできるだろうが、他の兼ね合いもあるから、最悪は全て夏興行ということになる可能性はある。

そんな中、「ボヘミアンラプソディ」のIMAX再上映や「AKIRA」のこれまた4KリマスターでのIMAX上映なども決まったりしている。全ては、抜けたものの補填だと思われるが、それなら、日替わりでもいいので、4Kリマスターされている作品の上映をもっとやっていただきたいと思うのだ。

もちろん、外国映画に関しては版権問題があるので、なかなかすぐに「風とともに去りぬ」をIMAXでやるとかできないのかも知れないが、日本映画なら、「七人の侍」のIMAX上映などできるだろうし、そういう特殊上映でなくても、一昔前の作品のシネコン上映は意味があると思う。この危機的な日本の中で、映画というものをまた違った面からプロモートするためにもお願いしたい。

だいたい、最近は、様々な映画祭的なプログラムを小さなキャパの映画館やホールで行うが、そういう催事も、シネコンでやればもっと客も集まるし、映画ファンも喜ぶはずなのだ。そう考えだすと本当にいい機会だと思う。

そう、シネコンで言えば、この機会だからこそ、音楽産業と組んで毎日ライブをスクリーンで見られるようにしたらどうだろう。まあ、声を出すようなことは当分許されないだろうから、先ずは映画と同様の環境でやってみて、商売としていけるなら、状況が普通になった時は声出し OKの爆音上映もありだと思う。普段DVDでみているものを大きな画面で見るのって絶対やりたいですよね!昔のアイドルのコンサートビデオでも入ると思いますよ!

とにかく、全世界的な様々な興行が中止され、すごいピンチの中で、映画館だけはまだ死んではいないのですよ。このピンチをチャンスに変え、普通に戻って以降も、お客様に愛されるシネコンになるように、いろいろ七転八倒していただきたいな。この状況だからこそ、今まで破れなかった壁が破れるということもあるでしょうから!

とにかく前向きでいないと、ウイルスに関係なく自殺してしまう人がいっぱい出ちゃいそうな感じですし、日本のトップは全く国民目線ではないので期待できないし、我々でアイデア出してなんとかして行かないといけないと思うのですよ!


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