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「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」"気"を感じる必要性を描くの?

世の中は、「風の時代」に入ったと、語る人が、結構多い現在である。そのバックボーンとしてはコロナ禍がある。日常は、私たちに操作できるもので無くなってしまった。そう、この状況を占い師たちは、的確には当てられなかったはず。そんな中、やはり、日常の生活の中で、花や動物に話しかけられたという人も結構な数いる。信じていいのか、どうなのか?色々な人がいるので気をつけて!

このドラマの主人公、モコミは、機械部品の不良品の選別作業をしている。彼女は部品と語るように、傷があるものなどを選別していく。そう、普通であるものとそうでないものが「気」でわかるということである。一つのスピチュアル的な話として、こういう人はいるということはあると私は思う。いわゆる「虫の知らせ」的なものが敏感に感じられることだ。

風水などの話も、生活や周囲の整理整頓により、その運も暮らし方も変わってくると昔から信じられている。そう、「風の時代」には、ものがある無しよりは、「心地よさ」があるか無しかが大事なことなのだと私も少し信じている。

結局、人間が物欲では幸せにはなれないと悟った時が現在なのだと思う。そういう時代を描くには、いい題材のドラマだと思ったのが、私の初回を観ての感想だ。

主演、小芝風花は、この間のクールの「妖怪シェアハウス」でも、スピリチュアルの話に近い、妖怪と暮らす役をやっていたが、なかなかぶっ飛んだ演技が面白かった。今回はその演技とは反対な、どちらかというと引っ込み思案な女の子。それも、なかなかちゃんと演じられている。まあ、彼女、デビューが「魔女の宅急便」な訳で、こういうファンタジー世界を演じるために役者をやっているかもしれませんね。

深夜の30分ドラマだが、共演は、富田靖子や田辺誠一、工藤阿須加と、結構ちゃんとしている。工藤とは、「あさが来た」で夫婦になった仲ですから、それなりにコンビネーションもいいのでしょうね。まあ、初回は、モコミという不思議な子の存在紹介で終わっているので、多く語るところはないが、おじいちゃんの橋爪功が理解者として出てきて、何が起こるのでしょう?というところですね。歳をとると、不思議な世の中の在り方が少し見えてくると考えれば、このおじいちゃんの存在は大きい。加藤清史郎君とは、恋の話になるのか?

脚本は、今「知ってるワイフ」も書いている、橋部敦子。こっちの方が、面白そうである。同じ脚本家の作品が同時に流れるというのは、珍しいが、コロナ禍以降、色々とまだ混乱状態のもあるのか?この題材も、そんなに密な状況を作らないでもいいドラマに見える。でも、題材的には、興味をそそる作品である。

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