見出し画像

「レンアイ漫画家」疑似恋愛からリアルな愛が生まれ、仕掛けた人間が惚れる話だよね。

山崎紗也夏 原作の漫画「レンアイ漫画家」のドラマ家。漫画のような漫画の話。それなりに面白そうなラブコメには仕上がりそうな感じはした。

鈴木亮平と吉岡里帆という組み合わせも結構新鮮だった。最近の日本のドラマは、同じようなメンバーを取っ替え引っ替えで作る感じがするので、新しい雰囲気はそれで面白みがある。

少しいかつい感じの漫画家役の鈴木は、漫画家としては男性ということは隠して仕事をしている。まあ、最近では、「鬼滅の刃」の作者が女性だったという驚きのニュースもあったから、一昔前よりも、こういう設定はおかしくはない。まあ、本人が隠していて、ライバルである漫画家の木南晴香も知らないというのは、お話の設定として、いつバレるか?ということが面白さなのですね。しかし、その木南さん、女優として貫禄ついてきましたね。ある意味、結婚してから良い波に乗っている感じ。旦那さんのおかげでしょうか?

鈴木の相手役の吉岡里帆に関しては、久々に芝居を見る感じもするが、以前よりも、シュッとした感じで綺麗になりましたな。芝居はそれほどかわり映えない気もしますが、綺麗な人が芝居するのは良いことです。鈴木の漫画を手伝う彼女の姿は良かったです。この辺りを見せていくのは、この二人が恋愛関係になるということでしょうが、噛ませ犬みたいな竜星涼と吉岡さんもなかなかお似合いでした。しかし、離れたものをまたくっつけて、最後に「別れろ」と指令する鈴木亮平も本当に漫画みたいな発想しますね。(漫画だからか!)そう、この初回は漫画みたいな勢いとスピード感があるのは、このドラマの先の見えなさがわかる感じがいい。

あと、片岡愛之助と鈴木の仲だとか、甥っ子とのこれからの暮らしだとか気になるところがあるが、ワンクール流すドラマとしては、少し要素が足りないような気もする。話をどう膨らますかなかなか難しそうだ。

しかし、このデジタル時代に、完全なアナログで漫画描く話なんですよね。ペン入れとか、消しゴムとか、スクリーントーンとか、修正液とか、懐かしい感じさえした。話の中身も思いっきりアナログで進むような感じならそれはそれで面白いのでしょうが、どうなるのでしょうか?

そして、まだまだ世の中はコロナ禍なのですが、全くそんなことは知ったこっちゃないように、密な喫茶店、密なスポーツバーですよね。時代感を出す気は全くないようですね。正直、飲食店の時短などより、こういうドラマ風景の方が気の緩みにつながるのだと思うのですよ。全員マスクしないまでも、それなりに密にならないような演出できないのでしょうか?まあ、フジテレビだから仕方ないのかな?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?