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「ガールガンレディ(第3話)」仲間を護ることも戦闘の一つという思想

たかが、プラモデルのガンでのサバイバルゲームの話なのだが、パラレルワールドで3回撃たれると、本当にリアルな社会からいなくなるという話。子供騙し的な発想の中でも、ちゃんと戦闘の哲学を埋め込んでくる。ガールズアクションで、こういうものを作れる時代なのだなと感心したりする。

3話目は、前回死んだメンバーの代わりに生徒会長の石井杏奈が加わる。そして、彼女は白石聖にプラモデルの作り方を教えた友人であったという事実がわかる。そして、指揮を取るビアンカ(寺本莉緒)を無視して勝手に指揮をとるという異端児ぶり。

そして、今回の決戦では、遠くまで弾を飛ばせるプラモデルを取り合うサブレースもある。石井は、その強力なガンをとって、全てを掌握しようと図る。そして、それは見事に成功、フラッグの取り合いゲームにも勝つ。

そんな中、もう戦闘も、人を撃つこともできない白石聖は狙っていたプラモデルも獲られて防戦だけの闘いに。そんな中、先輩の伊藤萌々香は、後一回撃たれると消されてしまうという状況。その先輩が撃たれそうになるところで敵を撃つことができない。そんな中、考えた末に伊藤の前にかぶさって自分が撃たれることを選ぶ。今回は、そういう戦闘の仕方もあるんだという話である。結果、またまた白石はガンの引き金を引かないままに終わる。

リアルな世界に戻って、「ありがとう」という伊藤の姿が印象的。やはり、このドラマは学園ドラマなのだなと思った。

今回のアクションの見せ場は、石井杏奈の見のこなしか?E-girl出身ということもあるが、それなりに身のこなしは綺麗である。少し骨太なのが気になるが、本当の女子高生だったらそんな感じかもしれない。最近見た「砕け散るところを見せてあげる」では、いじめられ役を熱演していたが、やはりこういう頂点に立つような雰囲気の女役の方が似合っている。役柄が色々できる振り幅がある故に見せる存在感が出てきたと言っていいだろう。最後まで、どんなアクションを見せてくれるか楽しみである。

次回の予告を見ると、白石が人を撃たないバトルを提案していくようだ。つまり指揮官たちを裏切るということ。まあ、このパラレルワールドの指揮官が何者なのか?という謎も解決されていくのだろうか?3話が終わって、まだ面白い感じにすすでいるので、最後まで頼みますという感じ…。

そういえば、今回はプラモデル争奪戦があったのに、濱田岳や保健室の先生は出てこなかったね。プラモデル製作シーンももう少し入れて欲しい気がするな。最後の白石のプラモデル製作風景がなかなか進まないのもイライラする感じ。可愛いからいいけどね…。

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