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この不確実な世の中に、う◯こ爆弾を投げ続ける覚醒ドラマ。春巻龍登場!「浦安鉄筋家族」(第4話)

まあ、このドラマ見ると、ギャグ漫画を実写化するという可能性が、本当にレベル高くなってしまったのがよくわかる。深夜ドラマでもあるので、子供騙しは通用しないというところなのか?30分見てるとお腹いっぱいのドラマだが、毎週やめられない感じになっている。

先週の染谷将太演じる花丸木君のゆるゆるのう◯こ話から、今回は子供の担任の大東駿介演じる春巻龍のアクションう◯こ話。まあ、一回一キャラで攻めてくるのを、視聴者がどう待ち構えるかみたいなドラマである。結果的には、主役の佐藤二朗も、影が薄くなる始末。本当に、よく放送してるね、これ。少し、時間上にしたら、PTAが食ってかかるレベルであるが、子供は、毎回う◯こが出てくるから、楽しめるだろうな。

今回の主役の大東駿介は、ちゃんと二枚めも演じられるのに、この狂気の役をやり切っている。この漫画から飛び出た感じはなんなのでしょうな?授業のカリキュラムも自分で組んで、1時間10分で勝手にチャイムを鳴らす。掃除制度は廃止にしたという、オリジナリティ豊かな教師。おだててくれた子供には5を配給する、分かりやすさ。今の日本国の総理大臣がやってることと同じであるので、文部省推薦するような教師であるのだろう。

まあ、このドラマは全てが異空間だが、舞台は浦安。もう、ディズニーランドの横にでも「浦安鉄筋ランド」作って欲しいと思う感じである。現実が異空間の日本では、ネズミよりう◯こだ。

今回も、水野美紀が大活躍。そう、佐藤二朗の渋い?演技より、水野美紀のキレの良いドタバタアクションの方が、毎回の見所になっているようである。そして、今回の贅沢な客演の広瀬アリスも、自由に中に溶け込んでいる。そして、発見は、水野と広瀬のテイストが似ているということである。顔も、雰囲気も、姉妹としても使える感じ。まあ、最近は、役を選ばずに活躍する水野さんみたいな方向が広瀬アリスにもあっているということなのかもしれない。そういえば、妹のすずさんも「一度死んでみた」でキレキャラを演じていたが、お姉さんの方がこの辺りは一枚上の感じがする。

ドラマは、水野が罵倒してしまった大東がいなくなってしまう。そして、みんなで探す中で、いろんな伏線を描きながら、屋上で軟禁?状態になっていた話である。すぐにお腹のすく大東が、植木鉢の土を食うシーンがあるが、こういうギャグ漫画内でしか許されないような符号を実写の中で軽く見せてしまうこのドラマは、やはりかなりニューウェーブを感じさせてくれる。

そう、アニメと実写の境目がなくなった今、実写はデジタルで、どんどんそこを深く掘っていく。編集で、ゆるい撮影現場で撮ったものも、キレがよくなってしまったりするからだ。多分、ここに出ている俳優の皆さん全てが、出来上がったものに対して感心しているのではないか?そういう観点から、すごい興味深いドラマである。

世の中が、なんか冴えない粛清の中で、濃厚接触、ここに極まれるというこのドラマ!もはや1週間の締め、いや曜日感覚を取り戻す金曜の深夜の目覚ましドラマになっている。とにかく、毎週楽しみである。

坂田利夫が一番まともに見える事に驚かされる私である。


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