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「君と世界が終わる日に(第3話)」芳根京子のヒール姿がたまらなくて、そこは、面白かった。

ネット内では、ゾンビメイクや描き方が甘いと、結構辛口を投げられているドラマである。私は、全然そうは思わない、所詮ゾンビだとわかればいいのではないかと思う。そして、後半がHuluで配信するということで、ビジネスに怒っている人もいますが、面白ければ見るし、面白くなけれなみないでしょう。世の中、なんでもタダがいいひとはみなければいいだけです。まあ、そんなことより、ドラマの質がどうか?なのですよ。

ということで、2話は最後に大谷亮平が簡単に殺されていなくなってしまったところに驚いたが、流れは、この世の終わりに生き残った人々の安全圏への旅が始まったということで、それほどの面白さはなかった。まあ、自衛隊内でワクチンを作るらしい滝堂賢一と玄里のクールな感じが印象的だったですかね?

そして、第3話。大谷が殺されたことで、自衛隊に入れなくなり、また旅を続けて、廃墟のショッピングモールで、違う生き残り集団に会う。彼らが、「よかった」と握手をしないで、最初からいがみあうのはよく理解できない。大体、敵はゴーレムな訳で(今回から、ゾンビはゴーレムになった)。そんな世界で、武器を持ってるとか持ってないとか、まあ、精神が狂ってるのはわかるが、持っていき方に無理がある。最初から、漫画として読んでいたらこんなんでいい気もするが、流れに納得できない。

そして、芳根京子という、結構、高級な女優を使っていると思ったら、最後は彼女がヒールとなって最も目立ってしまった。こういう役も初めてでしょうが、結構いけますね。彼女と誰かで、「俺たちに明日はない」みたいのもアリかもしれないと思った。そう、嘘がみんなにバレて、嬉しそうな狂った姿がたまらなく、キュートでした。

ということで、次週の予告は、みんな檻の中で、ゾンビ、いやゴーレムに向かっている。一回一回、次が見たくなるような脚本にはなっていますよね。ただ、主演の竹内涼真がいまいち、ヒーロー感がないんですよね。リーダーらしくない。だから、元友人の笠松将が疎ましく見ていることで、なんか成立しているんですよね。そういう点はこれから不安。

その恋人の中条あやみは、DNAに秘密があるようで、この話は彼女の身体の秘密が生死を分ける話なのか?なんか、「これは伏線だよ!」っていうような脚本なんで、なんなのかな?と思ったりするのですが、このドラマの不味いところは、全てこういうあざとい感じなのだろうね。

まあ、今回は、芳根京子の演技を見るだけで収穫だったけどね。その辺は、来週以降も楽しみですね。「この世界で人を信じちゃいけない」って言葉の向こうには。竹内は、「俺だけは信じる」ということがあるわけで、ある意味勧善懲悪のラストに持ってくなら、やはりあんまり面白い方向には行きませんよね…。


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