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心が震えるチャレンジを。|廣瀬俊朗×ラントリップ代表対談

世界で「勝つ」ことを考え続け、常にリーダーシップを発揮しながら未踏のチャレンジを続けてきた元日本ラグビー代表キャプテン、そして現在は株式会社HiRAKUの代表取締役として、またラグビーにとどまらず多くのスポーツを支援する様々な取り組みやニュース番組のコメンテーターとしても活躍する廣瀬俊朗さんに、ラントリップの元箱根駅伝ランナーでもある代表大森がインタビュー。実は投資家としてもラントリップに投資する廣瀬さん。投資の背景やアスリートのセカンドキャリア、スポーツビジネスへの想いなど、ざっくばらんに語ってもらいました。

世界観への共感から、投資を決めた。

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大森:廣瀬さんは様々なチャレンジをされているなかで、ベンチャー企業への投資にも取り組んでいます。昨年、ラントリップにも出資していただきましたが、投資を決めた背景にはどのような想いがあったのでしょうか。

廣瀬:ラントリップの世界観にとても惹かれたことが大きいです。Runtrip Journalに投稿すると走った後に誰かと繋がれる体験やランニングイベントで「ゴールしたら、みんなでビールを飲もう」といった、スポーツを楽しもうとする世界観が素敵だと感じました。

もう一つは、メンバーが素敵な人たちだと感じたことが投資を決める上で大きかったです。たとえ失敗したとしても「しゃあない!この人たちが頑張ってくれたならええやん!」という気持ちが大事だと感じていたので、人への共感は大きかったです。

スポーツをする人が増えてほしいと思っている背景もあり、ぜひ投資したいと思いました。スポーツが身近になるという文脈でラントリップに深く関わることができているのは嬉しいです。

スポーツビジネスに必要な「競技力向上」と「楽しむこと」の両輪

大森:「人に共感した」という想いは初めて伺ったので、とても嬉しいです。「スポーツを広げていきたい」という話題が出ましたが、廣瀬さんが理想とする未来においてスポーツのポジションはどのようなものでしょうか。

廣瀬:一つはトップアスリートが社会の中でポジションを得られて、引退後のキャリアでも充実していけること。もう一つは、スポーツを楽しむ人が増えてほしいと思っています。たとえば、高齢者社会や社会保障費増大といった社会課題を解決していくためにも、スポーツを楽しむ人が増えることは大事です。

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大森:アスリートの競技力向上と同時に観る人やスポーツをする人が増えていくことも大事ですよね。

廣瀬:そうですね。高く見えがちな、スポーツへのハードルを低くして、誰でも無理のない形でスポーツを楽しめることを作っていきたいと思っています。

大森:スポーツを観る人を増やすという意味では勝てるチームをつくり、勝てる選手を増やすために競技力向上を求めるのが大事で、スポーツをする人を増やすという意味では「楽しむ」という切り口も大事。これからのスポーツビジネスでは、「競技力向上」と「楽しむ人を増やすこと」の両軸が求められますよね。

廣瀬:まさに。多くの人にとっては、ハードに追い込んでしまうと「もうやめた!」となってしまいますが、「楽しいならやってみようかな」と思えますよね。

「心が震えること」を見つけられるか

大森:先ほどアスリートのセカンドキャリアについて触れていましたが、「アスリートの経験が次のキャリアに役立つ」という意見もあれば、逆に「一つのことしかやってこなかったから、経験が社会で通じない」という意見もあります。廣瀬さんはどう考えていますか。

廣瀬:一つのことを頑張ってきた経験や体験は価値があると思っていますが、その価値をビジネスで発揮していくためには競技で経験したことを変換させることが必要だと思います。そもそも「何のためにビジネスをやっているのか?」といった意識や心が震えていないと、なんとなく燃えないというジレンマはあると思います。

大森:なるほど……。「心が震えてるか」という問いは、アスリートにとって非常に大事な基準ですよね。

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廣瀬:「このために!」という目的や目標があれば、頑張れる。一方で、ただなんとなく仕事を続けるとぼんやりした意識になってしまう。大森さんも起業したから分かると思いますけど。

大森:そうなんですよ、今はとても心が震えています!

廣瀬:そうなるじゃないですか。その「心が震えること」を見つけられるかどうかが大事なことだと思っています。

大森:そうですよね……。僕は新卒時代に箱根駅伝に出場したことが何の意味もないということに直面して、まさに仕事に対して全く心が震えられなかったんです。今はとても心が震えているので、廣瀬さんの言葉を聞いて腹落ちしました。現役のアスリートが次のキャリアのために今準備しておくことはありますか。

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廣瀬:現役のアスリートでも、全ての時間をトレーニングに使っているわけではなくて使える時間はあると思います。余裕のある時間で、関心を持っていることや社会の流れにアンテナを立てて知ることは大切だと思います。

大森:そうですよね。なかには、「余計なことはするな」という方針を持っている指導者もいますが、少しずつそういった環境が変わっていくと選手にとっても良い影響があるかもしれないですね。その変化が結果的に競技人口の増加につながるかもしれないですね。

廣瀬:そうですね。私も振り返ると、常に「心のアンテナ」に忠実に競技にも人生にもチャレンジし続けいてるんだと思っていますし。

大森:ありがとうございます。キャリアの話をしてきましたが、まさにラントリップでは採用を絶賛強化中です。「心震えること」にチャレンジしたい方はカジュアル面談も実施していますので、ぜひ気軽にお問い合わせいただけたらと思います。ぜひ、よろしくお願いします。

"キャプテン廣瀬"と戦うチームラントリップ

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