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私は地元を捨てて東京に染まった表裏が激しい人らしい

日本全国ならどこに行っても大して変わらないだろうと思っている私が「もしかして上京って大きい選択だったのかな?」と思わされたエピソードたち。


大学合格後に言われた「京都捨てるんか」

東京の大学の入試を受けていることは親と先生と5人くらいの友人たちにしか伝えていなかった。
合格したことが何かの雑談で同級生S君に伝わり、「京都捨てるんか」と言われた。
捨てる?京都を?地元を?どういうこと?
私は冗談が通じないところがあるのでグルグル考えているうちにS君はどこかへ行ってしまった。
S君が冗談で言ったと思ったのは私より京都から離れたところへ進学したと人づてに聞いたから。
本当にどういうつもりで言ったんだろう。
私がこんなことを覚えているのは「京都捨てるんか」という言葉が的外れではなかったから。
当時は地元を離れて遠くに行きたいという気持ちが結構強かった。
悪いことだとは思っていない。何も分からない、知り合いもいない土地での一人暮らしは学びが多い。「地元を捨てる」という表現はマイナスのイメージがあるけれど、私はそのくらいの気持ちがあったから未知の世界で一人暮らしができたんだと思う。
Sは未知の世界で始まる生活にドギマギしていたのかな、だとしたらごめんよ

上京間近に言われた「東京に染まるなよ~」

高校の先生に「東京に染まるなよ~」と言われた。
当時の私は「東京に染まる=よくない、恥ずかしい」と解釈して笑いながら「はい」と答えた。
先生と2年後に再会すると「明るくなったな」と言われた。でも私自身はそんなに変化しておらず、本来の自分を出せるようになったことで明るくなったように見えるだけだった。それが変化ということもできるけど。
染まっていいこともあるだろ、と心の中でつぶやいた。適応した、の方が正しいかも。

上京後に言われた「京都の人って裏表激しいんでしょ」

入学して間もない頃、近くの席の人と自己紹介していたら、「京都の人って裏表激しいんでしょ」と言われた。主語がおかしいぞ坊主。
確かにメディアに取り上げられる京都人はそんな感じが多いかもしれないけど…実際どこにでもいるでしょ。
その坊主は京都に行ったことがないらしく、京都に関する話題がそれくらいしかなったのだと思う。そこに興味を持つなよ。




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