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高校卒業、翌日に上京。濃厚な4年間はこうして始まった。


東京

姉が東京へ進学した。その時は自分の進学先なんて何も決めてなかったけれど、なんとなく自分も遠くに行くんだろうなと思っていた。
関西生まれ関西育ち。近隣の都道府県にも大学は沢山あるのに遠くに行くだろうと思っていた。というか、行きたかったのかもしれない。

初めての東京は修学旅行

初東京は中学の修学旅行。ほとんど記憶にない修学旅行で唯一鮮明に覚えているのは東京タワーの足元が想像以上に立派だったこと。あんなに太い赤オレンジの脚が存在することに驚いた。アメ横のゲートに見惚れたのも覚えてる。ディズニーランドは行ったらしいが記憶がない。行ったとこより行けなかった風景の方が覚えていた。

2、3度目はオーキャンやら入試やら

進学先が本当に決まらなかった。やりたいことがない、なりたいものがない、だからとりあえず大学へ行く。
でもやりたいことがないのに何を学べばいいの?経営学部が無難に選択肢広がる?など思いながら近隣の大学のオープンキャンパスへ参加しかっこいい(憧れ)学生を見つけてここにしようと決めた。
決めたけど決めきれていなかったらしい私は、日本全国の大学を視野に入れて調べ始めた。
高校2年の終わりがけ、東京にある少し変わった大学を見つけた。人より少し音楽が好きな私は音楽系の裏方の仕事に憧れを抱いていた。それに関係する活動ができる可能性のある大学+もしダメでも東京なら学外の活動で何かできるだろうと思い進学を決意。最後のAO入試で合格した。

上京

借りたアパートの最寄りに着くと雨だった。
次第に強くなり土砂降りの中キャリーケースをひいて坂道を登った。
雨に濡れるのがキライな私はイライラしながら早足で向かった。後ろを歩いていた母は察して見守りながらついてきてくれた。
初めての一人暮らしは大学近くのアパートだった。
6畳1Kのユニットバス、the学生の一人暮らし部屋という感じだった。
数日して母が帰り、私の東京生活が始まった。
場所が変わると寝付けない現象が起こり(人生初)これがホームシック?と思ったが違ったらしい。
入学1ヶ月前から住み始めアルバイトも始めた。
暇な日には大学までの道のりを確認したりGoogle mapでこれから行きたい場所のリストアップをしたりした。
1ヶ月はあっという間に過ぎ、説明会で知り合った子と入学式へ行った。この子に誘われなかったら入学式には行かなかったと思う。感謝。
スーツを着てリュックを背負ってパンケーキを食べて帰宅した。濃厚な4年間の始まりはこんなものだった。

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