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文章を書くというのは…

最近読んだ本が良かった
小堀宗実「茶の湯と日本人」
遠州流茶道家元である小堀宗実氏と、著名人による対談集である。歴史学者であったり、アスリート、デザイナー、ジャーナリストなど多彩な顔触れ。国内外で活躍されている方々は世界視野で物事を見つめながらも、日本人としての感覚を大切にしていたり、歴史を研究して古きを知ることは、今や未来をよく生きることに通じている。そして茶の湯の精神が、現代の人々にとっても大変魅力的なツールであるということを再認識させられた。
その中でも、作家、葉室麟さんとの対談が心に残った。

文章を書くというのは、「心の声を出す」というのが一つのテーマだと思うんです。自分は本当は何を思っているのか、自分の心は何に感動しているのか。それを書くことによって出していくわけです。だから、その前段階として本を読むというのは自分の心を作っていくことのようなきがしています

と、葉室麟さんの言葉。葉室麟さんは直木賞作家で、2017年にお亡くなりになったのだが、この対談は当時、月刊小説誌で小堀遠州を主人公にした『孤篷のひと』の連載をされていたご縁があり実現したようだ。因みに『孤蓬のひと』もおすすめの一冊

さて、noteを始めてみようと思った人なら
とりあえず何かを書いてみたい、伝えたい事があるはず。
心の声を出す、って言われて
そうそう、と頷けるでしょう。
今日は上手く書けたかな。まだまだ何か書き足りなかった…感動がイマイチだ…そうやって
もがいてる自分も、たまには褒めてあげよう!と思う。

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