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初めの連れ去り09

そんな出来事があり、それから毎日、長女は、色々と妻と居た時の出来事を僕に教えてくれた。

お風呂に入っている時に、お湯をためた浴槽に沈められた事…

歩いている時に「早く歩け!」と蹴られ転んで頭を打った事…

テレビの前を横切った時「テレビが見えない!」と激怒し、アルミ製のモップで殴られて、口から血が出た事…

夜になっても寝れないと言ったら、1人で外に追い出され朝まで家に入れてくれなかった時、朝ゴミを捨てに行くまで、子供を外に追い出した事を気付いていなかった時、「あ!そこにおったんか?忘れてたわ!今日から夜はちゃんと寝ないと、また外に放りだすよ!」と言われた事…

じぃじ(妻の父親)が、お仕事行ってから、ママのお友達(長女は、おじさんと言っていた)が家に来た時は「◯◯(長男)と公園行ってきなさい!」と外に出され、カギをかけて家に入れてくれなかった事…

そのママの、お友達は、ママと◯◯(長女)と◯◯(長男)が公園で遊んでる時にも、よく来てて、いつもママは、そのお友達(おじさん)と手を繋いで、公園の大きいトイレ(長女が言っているのは障害者用トイレと思います)に行って運動会をしてたんだよ、だからいつもママ汗ビッショリやったと聞いた時には、耳を疑いました…

その他にも長女が僕に教えてくれた事は、山ほどありますが、小分けして書いていきます。

妻は別居中に何をしていたんだ?

何の為の別居だったのか理解出来なくなってしまっていた…

児童虐待、不倫…

頭をよぎったのは家庭崩壊の事でした…

以前から妻は意味不明の行動や言動はありましたが、その理由わ聞くと毎回激昂して、強制的に話せなくしてしまうので、それに対し僕が面倒になり話さなくなっていました。

そんな現実を受け止め難い事を、長女から時々聞かされる事で、妻への愛情や信用はなくなっていきました。

そして、妻の連絡が、あの弁護士に依頼したと言っていたメールから途絶えていましたが、妻と話せなくなった事に対して長女は、逆に「ママから連絡が来なくなって良かった」と言っていた。

今後、どうなるのか?何をしてくるか分からない妻に僕は、不安を感じながらも、長女は、落ち着いて生活が出来る環境に、少しずつ安心した様子を取り戻してきていました。

そして、妻のメールから2週間がたった頃、家庭裁判所からの大きな分厚い封筒が届きました。

封筒を開き、中を見てみると、監護者指定及び子の引き渡し、保全処分の申立てと書かれた内容で、内容に目を通すと9割以上が虚偽を記載した、陳述書でした。

この頃は、まだ家庭裁判所が、どれだけ極悪な組織か理解しておらず、「裁判所」という名のつく所は、公平な立場で虚偽など許すはずがない、きちんと判断してくれると信用しきったバカな自分がそこにはいました。

陳述書などの書類の多さは、それぞれ個人差があるとは思いますが、僕の場合は某少年雑誌「少年ジャ◯プ」に匹敵するほどの量でした。

今、思えば妻の弁護士も、よくこの量を提出したな…

と思う通常ではあり得ない量でしたが、きっと妻が「全部だして!」と無理を言って出したんだと想像出来た…

そして、僕も以前から、父親の知り合いの弁護士さんに少し相談していた事もあり、「家庭裁判所から封筒が届いたら、また相談してください」と、その弁護士さんに言われていたので、その事を弁護士さんに伝えると、今回の話を詳しく聞かせて欲しいとの事だった。

僕の両親は、妻の実家から近い所に住んでおり、その弁護士さんも、父親の知り合いという事で、弁護士事務所は、僕の自宅から200kmほど離れた所にありました。

ここで疑問に思う方も、いらっしゃると思いますので書いておきます。

何故、僕の自宅が、僕の両親が暮らす実家や、妻の実家から200kmも離れた場所で住んでいる理由は、僕は幼い頃から父方の叔父と仲が良く、その叔父や叔母には子供が授かりませんでした。

そんな叔父や叔母は、幼い頃から僕を可愛がってくれ愛をもって接してくれていた事もあり、将来は叔父の経営する会社を手伝いたいと言っていた事で、高校を卒業した僕は、叔父の経営する会社に勤める事になった時に、叔父の住む地方へ、両親と離れ、僕だけ引っ越したからだった。

そして、時々地元に帰っていた僕が妻と知り合い結婚することとなったのです。

何故遠くに離れて住んでいるかの説明は、これくらいにしておきます。

そんな理由で、父親の知り合いの弁護士さんと会い詳細など、家庭の環境などを話していると、弁護士さんは僕に言いました。

「実際、子供の親権や監護権を男性が認めてもらう事は無理です、あきらめませんか?」

この弁護士は何を言ってるんだ?と理解出来ませんでした。

それでも、「審判を妻が申立ててきてる以上、長女の為に守ってやらねば!」と同席をしていた僕の父親が、孫愛を出して闘志がみなぎっていたため、父親が弁護士と契約をしてしまい、用意していたのか、その日に着手金を支払ってしまいました。

「事件1つあたり40万!今回は、3つの事件の申立てですが、子の引き渡しと保全処分はサービスで1つの事件としてセットとさせてもらいますので、事件が2つ分80万と消費税(当時8%)¥864000です…

思わず言葉を失った…

父親は、ある程度金額を知っていた為、¥100万を用意してきていたみたいだった…

続く…

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