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【マラソン×エンタメ 未来計画vol.1】市民ランナーも含めた全選手に階級を設ける

タイトルを聞いただけで、ワクワクする市民ランナーの方も多いのではないでしょうか。

近年では川内選手・神野選手などの有名ランナーが、実業団に所属せずプロ化をする動きが段々と出てきていますが、もともと川内選手も市民ランナーの位置づけで何度も優勝を重ねていました。

また、表向きは実業団だけど、駅伝で企業名を背負っているだけで社員ではない、実質フリーのプロランナーも結構存在すると聞きます。

そう、つまり、プロ・実業団と市民ランナーの垣根が無くなってきているわけです。そしてこれからも加速していくでしょう。

そこで、タイトルの話です。

提案内容としては、実業団・プロ・市民の垣根を超えて、ランナーに階級制を設けるというもの。例えば、ベストタイムを15分刻みで分ける方法はいかがでしょうか?

SSクラス 2時間15分未満
Sクラス 2時間15分〜2時間30分未満
Aクラス 2時間30分〜2時間45分未満
Bクラス 2時間45分〜3時間00分未満
Cクラス 3時間00分〜3時間15分未満
Dクラス 3時間15分〜3時間30分未満
Eクラス 3時間30分〜3時間45分未満
Fクラス 3時間45分〜4時間00分未満

(男子の場合。女子はプラス15分で計算)

とりあえず最も多くの市民ランナーの第一目標である、サブ4から上のランナーにクラスを付与する想定です。

申告タイムも2年間で2回クリアしないとそのクラスを維持できないとか。イケイケPBを1発だけ出しただけじゃランク上げれませんよ、と。(イケイケPBについてはこちらを参照)

モデルは、サッカーやボクシング、柔道などです。サッカーはJ1,2,3の下にJFL、地域、県リーグと続いていますよね。ボクシングも最初の選手は4回戦ボーイと呼んだりしますが、勝ち星を重ねてタイトルマッチになると12回戦までいきますよね。

そして、出場料が出るのはSSだけ。とか。


なぜこれをするにか。目的は4つあります。

1,マラソンレベルの底上げが図れる

階級があれば、市民ランナーの目的に階級UPが加えられ大きなモチベーションUPとなります。ランナー数が拡大すれば、当然ながら日本のトップのマラソンレベルも上がっていくでしょう。


2,市民ランナーを巻き込むことで、トップクラスの注目度をより上げる。

階級は違えどトップクラスの選手と同じ土俵にいると感じられることで、トップクラスの注目度はより上がります。更に、ランナーの周辺の人間も注目に巻き込むことができます。「今走っている選手はSSクラスだけど、うちの父ちゃんはDクラスなんだぜ」みたいな?


3,マラソンの目的を明確化し、若い頃から世界と戦える選手を目指す

今、小中高の中長距離の選手たちが将来何を目標にして走っているかは分かりませんが、恐らく陸上に限って言えば、箱根や実業団などの駅伝選手なのだろうと思います。つまりマラソンを意識し始めるのが、遅い。これが日本が今後退している原因なのではないでしょうか。階級制があってそれを段々と権威付けできれば、若い層にももっと早い段階でマラソンを意識させることができると思います。


3,一流選手が走ったレースを自分も体験できる

これは、詳しくは次章、vol.2にて説明します。


加えて、我々市民ランナーにとっての最大のメリットはこれです。

階級内で1番を目指せる。

一般的に、マラソンを走る目的は自己ベストの更新、強いて言えば、年代別の入賞という方が殆どで、市民ランナーの99.9%以上は1〜3位以内にゴールテープを切ることはおろか、トップ集団で勝負したりデットヒートすることも当然ありえない。

しかし、階級があればその中で一番を目指すことは、かなり現実的となってきます。Jリーグで言えばJFLがあることで、そのリーグの選手はまずはJFL優勝したい!という欲求と目的が生まれますよね。目標を手前に置くことでモチベーションとレベルが上がっていくというのは絶対にあると思います。

それがめちゃくちゃ分かりやすい、僕らには無縁と思っていた一等賞なら、最高だと思うんですがね。


そこで生まれるのは、こんな疑問でしょう。クラス毎に大会やるの?と。

それについても次章にて説明したいと思います。

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