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【マラソン×エンタメ 未来計画vol.3】レースにあえて制限をかけることで、ゲーム性を持たせる

前回の記事では、商店街にて1〜2キロ毎の周回コースを設定し、そこをグルグルと回るレースにするという提案をしました。

しかし、ただグルグルするだけでは面白くありませんので、いくつかのゲーム性をもたせる必要があると考えています。

といいますのも、現在のマラソンは主に「記録そのもの」や「五輪や世界選手権の選考」の2点しか注目するものがありません。

しかも多少の駆け引きはあるものの主要レースについては30kmまでペースメーカーが付きますので、ある程度の選手はそこまで付いて行って・・と、全体の2/3以上は予定調和な展開になってしまっているわけです。

これは、色々な選手やその背景を知る玄人からしたら面白いかも知れませんが、大勢の層にとってはナンノコッチャですし、コースによってタイムが出る出ないがある程度はっきりしてしまっているために注目度の差が出ているのも問題。

そうではなく、コースそのものにゲーム性・エンターテインメント性を持たせて観る側を飽きさせない工夫が必要と考えます。

そこで僕が考える案は以下の3つです。
1と2は以前の記事で紹介した内容です。

1,周回遅れとなった選手は強制退場

1kmの周回コースとなれば1周3分前後で走ることになるでしょう。つまりトップから約3分遅れれば即退場となり、徐々に選手は減っていくサバイバルレースになります。

2,全員を周回遅れにした選手はその時点で優勝し、レースはその場で終了

例えば、フルは苦手だけどハーフなら60分切れる実力のある選手であれば、初めから完走など目指さずにぶっ飛ばして、レース途中で優勝もぎ取ってもいいわけです。もしくは、キプチョゲ選手やベケレ選手を呼んで、日本人がどこまで逃げ切れるか?みたいな構図にしても面白そう。

3,追い抜き禁止区間を設けるなど、道によって制限を設ける

商店街で行う場合、中にはアーケードなど狭い道もあり、そこで競り合うと危ないです。そこで、それを逆手にとり追い抜き禁止区間とします。そうすると、追い抜きが出やすい区間がはっきりして、レースにメリハリが出ますし、駆け引きのパターンも増えるでしょう。

競技場の物理的な制限をポジティブに変換するのは、メジャーリーグのスタジアムが得意。レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークのグリーンモンスター(立地条件的にレフト側を狭くせざるを得ず、その分フェンスを高くした)がなんかはまさにそれ。

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( Photo taken by Aidan Siegel.)

正直もっと沢山の面白い案がありそうです。ちなみに障害物を設けるとかも考えましたが、余りにもマラソンと逸脱するのでやめました。バランスが難しいですね。案がある方は教えてください!


そして・・非常にタイムリーなことに、先日の正月番組でまさに僕が思い描いている光景がありました。

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この風景!これがやりたいんです!

商店街マラソン、絶対おもしろいはず。

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