うわの空で話を青空に

僕と同じで良かったですと
声をかけられたが
同じの中身が違う
その人はこの同じに関して
ずっと恥ずかしい気持ちでいて
僕はこの同じに関して
何も気にしていなかった
最初は恥ずかしい気持ちがあったけど
自分らしく生きる上で
何も問題なく暮らせるから
この同じにこだわる必要は無くなった
この同じとは
人がお金を求める上で
必要は物だけど
必要なお金が手に入る状況に達したら
それは何の意味もない物が
この同じだ
この同じを求めて
誰もが頑張っているのは確かだけど
この同じを持っているかどうかは
このお金が貰える集まりだけでの話で
この集まりから出たら
誰も
この同じなんて事は話にも出て来ない
その人は
この同じを求める事で
人を妬む言葉を使い出す
実名を出してまで
僕と同じで良かったですと
声をかけられたが
僕の中では
まったく同じでは無い
だから避ける事にした
同じと思われたくないから
ただ人は避ければ避ける程に
からむ事が多い
今度
その人に話かけられたら
うわの空で話を青空にしようと思う